☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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赤い空の下で

れたちは何よりも、あいつの声を信頼した、これは誰に話したってわからないことだ。
あいつはクズだったが、誰よりも信頼できた、おれはあいつのことを悪く言うが、他の誰かがあいつを悪く言うことは許さない。
おれにもわからないところがあるように、あいつにもわからないところがあった、おれたちはまともに話し合ったことは一度もないが、おれたちは認め合っていた。
おれはあいつのことを思うと、いろいろ忙しいと思える、誰にわかってもらえることでもないが、誰にもわかってもらえないことだけに価値がある。

誰でも見上げたことがあるように、おれは工場プラントの煙の合間から西の空が赤く焼けるのを見た。
それは何とも言えない気分だった、アゴについた油とか汗とか、クソなものばかりだったが、クソの中で生きることに問題はないと思えた。
おれは誰とも話し合わないが、話し合いは、必ず殺し合いになってしまうからだ、話し合いは必ず戦争になる、だからやめようってあのとき赤い空の下で思ったんだ。
おれは大金持ちに会ったことがある、不思議なことに、おれのこの話をしっかり聞いてくれたのはあの大金持ちだけだった、あいつはカネはくれなかったが、わりとふつうにおれと同じ地べたに座ってくれた。

おれたちは大金持ちと通じ合っている。

たぶんあいつも、あのとき赤い空を見ていたんだ、おれにとっては油と汗がクソだったが、あいつにとってはカネがクソだったのかもしれない、そういうわけのわからないことが他人にはきっとある、そういうことの中でおれたちは出会った。
おれたちに共通していたのは、微笑んだりはしなかったということと、ホモセックスを考えたりはしなかったということだ、おれたちはわけのわからない育ち方をしてきたが、人間らしい生き方をしてきた。

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