☆いい女☆で行こう!

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学門のこころ

沢諭吉の「学問のすゝめ」は、僕の勧めるところではない、なぜならあれは「実学のすゝめ」であって、「学問が社会的実益の生産に供されないなら意味なくね?」という論旨であり、学門そのもののよろこびを説くものではないからだ。
そりゃ福沢諭吉は半分政治家なのだし、明治維新の時期に欧州で思想を注入されてきた時点で或る種のことを「疑う」べきだし(すまん)、何もかもが国体強化につながることが是とされていたあの時代のものなのだから、そのことをもって疑うべきだ(と、福沢諭吉自身も言っている)。
――あなたがうどんを茹でたとする、そして食べきれなかったぶんを冷凍しようと考えた、そのとき「あれ? うどんって冷凍保存できたっけ?」と躊躇する、その後「あ、でも、冷凍うどんなんて商品があるのだからきっと大丈夫よね」と考える。
数日後、冷凍したうどんを解凍して食べてみると、ブヨブヨのブツブツで、食べられたものじゃない、そこで「うどんって冷凍できないのね、覚えとこ」と捉えるようでは、あなたには「学門のこころ」がない。

学門のこころとは、冷凍したうどんを解凍して食べたとき、その破綻した食感に「えっ? なんでよ!」と噛みつくことだからだ。
「冷凍うどんが売っているのに、どうしてわたしが冷凍したものは破綻しちゃうのよ?」と、その納得のゆかなさに首をかしげ続けるということ。
むろん、自前で冷凍したうどんは、氷の結晶がグルテンを切断してしまうことで食感を破綻させるのだが、それはただの「知識」だ、そうでなはく「学門のこころ」というのは、その納得のゆかなさを抱え続けるということ。
なぜなら、「じゃあ売っている冷凍うどんのアレ、アレはどうやって冷凍しているのよ」と、フツフツしたものが残ったままだ、フツフツと……「わたし、加ト吉で働いている人がいたら、まっさきにこのことを問いただしたいわ」。

「冷凍するとグルテンが切断される」という知識を、誰かの学門がついに打ち破り、冷凍うどんが発明された。

僕が子供のころには冷凍うどんなんてものはなかったのだ、そして発明された当時はみんなして驚いたのを覚えている、「コシがあってめっちゃおいしくない?」、今でも誰が発明したのかよく知らないが、それは「うどんって冷凍できないのね、覚えとこ」で済ませなかった誰かであるのは間違いない。
あなたが今いる空間には、蛍光灯が光っていると思うが、発電所で「発電」されて、蛍光灯が「光っている」ということに、あなたは本当に納得しているだろうか、「本当は納得していない」というとき、あなたには学門のこころが起こっている、フツフツ/「タービンを回すって、それはわかるけど、そのタービンを回したらなぜ電気が出るのよ、タービンって何なの、そもそも電気って何なのよ? 蛍光灯って何が"蛍光"なの、この筒の中に何が入っていてどうやって光っているの」。

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