☆いい女☆で行こう!

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この時代がどこかおかしいと感じているあなたへ

の世間に向けてはまったく通じないことを、個人的に話します、僕を慕ってくれる少なからぬ人に向けて、特にまだ若輩で、健気に生き抜こうとしている人に向けて話します。
たとえば駅前に放置自転車があるとジャマっけです、もちろん駅前はすっきりしているほうがいい、じゃあ駅前の放置自転車を「撤去」すればいいかというと、これは誤りになります、単純な「やりすぎ」という意味で誤りです。
あなたは賢い人になるべきです、そして賢い人とは何かというと/「放置自転車はジャマっけだ、だからそのままにしておこう」と発想できる人のことです、<<実にこちらの発想のほうがレアだ>>ということに気づいてください、短絡された多数派の発想しか持てない人は残念ながら真に賢い人ではありません。
タバコが煙たければ、煙たい中を生きましょう、近所の保育園は実に騒音です、騒音というのはとても迷惑ですが、だからこそ「このままでいく、<<ちょうどいいよ>>」という発想を見つけましょう、実にこちらの発想のほうがレアなのです、ジャマっけだから撤去しようという短絡な手を、「陳腐」だという一点から忌避するのが学門の入口です。

なぜそれが学門の入口かというと、学門とは「問いかけ」の世界だからです。
仮に駅前の放置自転車を厳しく撤去し、その他すべてのことも弾圧的にルール化してゆけば、もうウンザリする必要はなくなるぶん、この世界にはまるで「問いかけ」がなくなるように感じられます、それは学門の否定になるのでした。
よくよく考えてください、もしありとあらゆる「迷惑」を、懲罰を背後に据えたルールで抑圧するとすれば、この世から「迷惑」が消えてなくなる……わけではありません、それは弾圧されて地下に押しやられているだけで、人にそこそこ迷惑をかけもするという人間の本性は消えてなくなっていない、ここのところをよく見てください、人間に非本性化を強いて表面を欺瞞しているだけです。
ありとあらゆる「迷惑」を弾圧され、抑圧されきっている人を目の前で見て、あなたはその人とどうやって本心から付き合えるでしょうか? 彼が真にやさしい人か、慈愛のある人か、わかったものではありません、何もかもを抑圧した彼の地下から、やがて何が噴き出してくるのかわかったものではないのです、そこまで見て人々の暮らしを按配するのでなければ、誰も賢い人ではありません。

短絡は元々、すべての他人に「死んでくれ」と頼むに決まっている。

ルール化すると、禁じられた行為はアングラ化し、見えなくなりますが、それによって人の本性が消えるわけではない/だからわれわれは今、暮らしの中で人間の本性を見いだしたり、本性から互いを磨き合うという機会を失っているのです、そうして人と本性から付き合ってゆけなくなる以上、すべての人に「死んでくれ」頼み始めるのは、ことの初めから構造上に定まっています、地下も含めたすべての「迷惑」を消すのが、「全員死んでくれ」なのです、これは賢い人のやり口ではない。
僕があなたの家の玄関先に、自転車を勝手に駐めて、タバコを投げ捨てますから、あなたはそれについて「死ね」と言うでしょうか、じゃあ自転車を駐めずにタバコも捨てなかったら「死ね」とは言わないでしょうか、それがコロコロ変わるのはおかしい/僕がタバコを捨てようが捨てまいが、もともと「死ね」かもともと「ごきげんよう」かのどちらかにしてください、表面上の行為に陽動させられず人の本性に向けて「死ね」か「ごきげんよう」かを選択してください。

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