☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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エロマンガの中にも春
ロマンガを読んでいてさえ、そこに春を見つける。
時間が止まったままの――というよりは、時間が流れているという妄想から解き放たれた――世界が延々と続いている、昨日も、今日も、明日も、明後日も。
あるのは夕暮れ、夕日だけじゃないか? という気がする、ところで僕は学園ドラマのノリがたいへんノーサンキューだ。
迷い、惑い、戸惑い、永遠の謎、なぜこの永遠の中を? 現在の僕を、二十年前の僕が見ている、時間は流れてなどおらず、遊んでいるだけだ、「春」という永遠の場所があって、そこからそれぞれの年齢風情を遊んでいるだけだ、すべては夕焼け前か夕焼け後であり、音楽にはひとつも種類がない、すべて春の証にしかならない。

やっかいなことは、これまで僕が、この「春」が誰にとっても当たり前にあるものだと思い込んでいたことだ/いいかげん検証するところ、この「春」を当然にしているのは、身の回りではたぶん僕限りしかいない。
だから僕は、他人のことがわからないのだ、僕はこの春の中に生じるさまざまなこと、名前を付けるならVEPP+とテキトーな名前をつけるしかないこと、それしかわからず、他の人が何を主題にしているのかが、根本的にどうしてもわかっていない。
しかし、僕から誰かに何か足しになってやれるということは、僕が誰かのところへ入り込んで理解してやるということではなく、その誰かが僕のところへ見学に来ることだぞ、もちろんジャマされてはかなわんが、まあジャマといっても正直なところ、僕からはずっと「???」としか見えていないわけだけれど。
知らんねえ、わからんねえ、僕はエロマンガの中にも、桜宮の春を見つける、穴吹の尻、いろんなものがどこへ行ってしまったのか、世界といえばこの春の中にしかありえないのに、どこかへ行ってしまった人は、そもそもどこへ行こうとしたのだろう?

すべては、つながっているというより、もともと「すべて」という一つのものから、永遠に変動しない。

何かを変えようとする、それは愚かしいこと、デキのいいとか悪いとか、それは抽出しないかぎり存在しない。
すれちがう人の顔を見ると、「んなアホな」という表情を見かける、表情というより目つきなのか、「まったく違うもん見てるやろ」という/ヘリコプターの羽音と大学のキャンパスは「同じ」じゃないか? そのことがどうしてもわからないなら、エロマンガの中に春は決して見つからないだろう。
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