☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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こちらHS30便、異常なし
ーむ、「まとも」に生きられる人なんてほとんどいないものだ。
人それぞれ、持病を持っていたり、心療内科に通っていたり、仕事がアヤシイものだったり、家族が破綻していたり、ひどい悪趣味を持っていたり、触れると爆発する「地雷」を持っていたり、コンプレックスを病的に封印していたり、知性が欠落していたり、さまざまだ。
そして、人は加齢を経て晩年になって、本当に何かを「得」、本当に何かを「識」ったかというと、そうでもないのだ、ほとんどの場合は、何もないからっぽのまま、ただ潜在的に不機嫌というだけの老人にだけなってしまう。
その中で、愛とか慈しみとか、歓喜とか、ましてや「もののあはれ」とか「天啓」とか、得るわけもないし識るわけもないだろ、とあるていど突き放しておかなくてはならない/問題アリの機体のままなんとか航行を継続していくしかないのだ、これは大前提だ。

つまり、問題アリだが解決はナシなのだ、そして解決はナシなのに航行はゴーになる/よってわれわれが生きるということは、それ自体がどこかイリーガルで、検査を通っていないのに通常航行に出なくてはならない、という状態になる。
われわれは、恋をしていい万全の資格など持っていないし、仕事をしていい万全の資格も持っていない、生きることを語ることや、誰それのことを悪く言うこと、芸術を賞翫することや、家族を織りなすこと、何かの楽しみを謳歌することに、万全の資格などまるで持っていない/それでもなんとかして、それらしきことをやっていかねばならない。
持病のために病院に通うこと、精神乱調のために心療内科に通院すること、失職のためにハローワークに行くこと、ぶつからないように家族を疎遠にしたり、悪趣味の摂取制限をしたり、「地雷」になりそうなことは自ら遠ざたり、恋あいやセックスやコンプレックスを非解決的に塩漬けにしたり、また一方で管理範囲内で「ストレス発散」することは、「負け」ではなく、本当に勝とうとしている人のしたたかな作戦だ、やけくその突撃は諦めと戦いの放棄でしかない。
はじめからまともな航行にならないのは、あるていど折り込み済みでいけよ、インジケーターのエラー表示にはそこそこに慣れろ、どんなにガタガタの実態でも無事ゴールの空港まで飛んで着陸させてしまえば、そこには称賛しか待ち受けていない。

まともな機体はひとつもない、あとはまともな機長にお任せするしかない。

どんなに問題アリの機体でも、一旦飛び立ってしまった以上、それを然るべき空港に着陸させるのは機長の任務だ、ふらふらのダッチロールとエンジン停止がまったく機長の責でなかったとしても、その機体をなんとかゴールさせる責任は機長にある、機長が感情と文句を垂れ流してよいのはタラップを降りてからのことだ。
誰だって航行中だが、厳密に「異常ナシ」なんて機体はこの世に数体も存在しない、だからいちいち異常を報告していてもしょうがない、管制塔とのやりとりはタテマエを無視し、すべて無事に航行しきり無事に着陸するためのことだけに向けられている、着陸してしまえば「異常はなかった」とうそぶいてしまっても問題はなくなるのだから。
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