☆いい女☆で行こう!

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ルールは「呪」である
たり前だが、ボクサーは、ゴングがカーンと鳴ると、初対面の人の顔面をいきなり殴るのだ、相手がブッ倒れるよう殴る訓練をしており、しかも矛盾するように手にはやわらかいグローブをつけている。
また、剣道家は、「始め!」と言われると、初対面の人を竹刀でブッ叩くのだ、そしてキエエエエと叫ぶ、なるべく最速でブッ叩くように訓練をしており、しかも矛盾するようにわざわざ防具の上を打つのだ。
いきなりブッ叩くなら、「防具のないところを打てよ」「防具の上をわざわざ打つなよ、効かないじゃん」という気がする、でもそれが「ルール」なのだ/いきなりブッ叩いていいが、「棒はダメ、竹刀で」「竹刀は120センチ以内で、510グラム以上な」「防具の上だけを打つように」「それ以外は失格な」というルールになる。
Xという競技があるとき、実はわれわれは、「ルールを守ってXをしている」のではなく、「Xというルールそのものをしている」のだ、ルールは必要なものだし、ナメてはいけない/ルールは「呪」なのだ、「呪」によってかなり深いところまで人間を呪縛している。

剣道家は、全身全霊で、竹刀の打ち合いをしている、その中で手抜きはまったくない。
手抜きはまったくない、無我夢中……なのに、竹刀は相手の防具の上しか打たない、これはその無我夢中のレベルにまで「呪」が到達しているということだ、人間はそれぐらいの深さまで「ルールをやる」ということができる。
防具のないところを打つと、「失格」になる、失格にならなければ、つまり「合格」ということになるが、では「格」とは何のことを指すか/格とは格子であり、規格であり、人格、格付け、骨格のことだ、つまり「はみ出してはいけない骨組格子」のことを指す。
この、「はみ出してはいけない骨組格子」は、概念上だけにあり実在はしていない、だから強固にこの格子を「思い込む」必要がある、この思い込みを形成するために「呪」が用いられる、「ルール」のすべてはこうした「呪」で作られている。

「合格」ということは、その格子組みの中に磔にされるということだ。

格子の外側には「世界」がある、「世界」では初対面の人をブッ叩かないし、逆にブッ叩いてもよい、鉄の棒でも日本刀でもブッ叩いてよくて、ブッ叩くならわざわざ防具の上は狙わない、そしてブッ叩く義務はないので、ヘラヘラ笑い合っていてもよい。
剣道家は、剣道というルール格子の内側を、自分の家とし、その家の外には出なくなる、剣道という世界があるのではなく、世界から切り離された剣道という家があるのだ、「ルール」というのはすべてそうして「呪」によって世界から隔離された「家」を作る呪術だ、ただしわれわれが生きるのに家が必要ないとはなかなか言えない。
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