☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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法とルールの違い
般的に、「法律」がルールだと思われているが、法律はローであって、ルールではない。
法律とルールは何が違うのだろう? それは、ルールは「失格」を持つのに対し、法律は「失格」を持たないということだ。
法律は、「○○をしてはいけません」ということを定めているものではない、法律は、「○○を罪と定め、この罪を犯す者には、△△の刑に処す」という条文があるだけだ/この文言の中に「失格」はなく、ただペナルティのratio(比率)が定められており、そのペナルティは「刑罰」だ(もちろん民法には「欠格」の定義もあるが、それは法の本質ではない)。
一方で「ルール」というのは、「○○は反則であり、この反則をした場合、この者は失格とされ、退場処分にする」と定められている、この「ルール」におけるペナルティは、刑罰ではなく、最大で「失格」「資格剥奪」「永久追放」だ/このペナルティが「失格」か「刑罰」かによって、法律とルールは性質を異にしている。

ルールは人為的なものだが、法律のほうは、なるべく非人為的に、なるべくカミサマの意に沿うものにしようと、討議されて施行されるものだ、法律には背後に法理学があるが、ルールの背後にルール理学はない。
だから、「ルール」のもっとも端的なあらわれは、よく見るパターン、「そんなこと言う子は、もうお母さんの子じゃありません」というやつだ、「お母さんの子から失格です、追放です」という意味を持ち、刑罰は科されないが、登録を抹消されることになる、これはまさに「ルール」だ。
「遅刻したら正座の刑」というのは、私法だがいちおう「法」だ、一方で「宿題をしなかったので晩ご飯抜きです」というのは、どうもニュアンスとして「晩ご飯をたべる資格はありません、失格です」の響きが強いから、法ではなく「ルール」だといえる。
われわれは法治国家を生きているし、法律に守られた中を生きているのだが、法律を「ルール」だと捉えていると、必ずどこかで破綻するので、その認識は修正しておこう、法律は「ルール」ではない、違法行為をしたら刑罰があるが、違法行為をしたからといって「失格」にはならない/違法性があると人間が「失格」になると思っている人は存外多く、いつのまにか「何をもって人間の資格があるか? それはワタシが決める」という立場になっていることがあるが、カミサマに何のことわりもなしにその立場を採るのは、今すぐにでも危険なことだ。

法は知恵だが、ルールは支配だ。

だからといっては何だが、ルールはどんな知恵なしにも基本的に「わかる」のに対し、法のほうは知恵のない人にはチンプンカンプンなのだ/法は、何かしらカミサマの下において、なるべく「公正さ」を尽くそうという人々のgoodnessから生じている、一方でルールというのは、ただ支配者の「支配の力」から生じている。
法律の条文には、たとえば「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」と書かれているだけで、「人を殺してはいけません」とはどこにも書かれていない、そりゃ「いけません」と言ったところで、人がやることは止められないんだから/つまり「法」というのは、突き詰めるところ、人を殺すことが「いけない」とは言っていなくて、いっそ「やりたきゃやれよ、しゃーない」とまで言い放っているわけだ、だから実は人々は法に縛られているわけではまったくなくて、縛られているのは、それが「ルール」だという思い込みによってだ、「法」はむしろ、人々の知恵の結集なので、逆に人々が本来どれだけ自由かということを解き明かしているところさえある。
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