☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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(大いなる被害者の構図)
険な話なので聞き流していただく。
あなたが女性だったら、このように想像というか、思考実験をするべきだ、つまり、「もし自分が男性として生まれてきたら、自分は完璧な男性でありえたか」「女性に一切の性的被害を及ぼさずに生きられたか」「それでいて異性を罵らず、異性を愛し、その愛を実現し、異性からモテモテで、愛されたか」、このことにイエスと断言ないしは誓いを立てられるかどうかが大前提になる。
このことにイエスと断言し、必ずそうであるという誓いを立てたとすると、その誓いが不誠実を含んでいた場合、それはカルマになりやはり相応の報いを受けることになる、思春期を境に男性の性衝動は強烈なものだ/仮に来世のようなものがあったとして、来世であなたが男性になったとする、そのときあなたがわずかでも姦淫の情動を持ったとしたら、そのとたんあなたの身には、現在のあなたが空想した男性への懲罰が降り注ぐことになる、それは因果応報なので逃れるすべはない。
シンプルな思考実験なのだ、もしあなたが男性であったら、この現今の世情の中で、例外的に完全無罪の男性かつ、愛の実現者であれたか、そのことの点検にすぎない/この世界に人間の男女がいて、「男」は性的に生まれつき有罪みたいなものだ、そして「女」は生まれつき無罪だという前提で、男性の存在は根源的に弾劾されている、その弾劾は正しいのだが、問題はもう一方、「女」のほうは「男」に生まれたときなおも完全無罪なのかどうかという疑問にある、もし「無罪ではあれないかもしれない」と思い当たったとしても、すでに状況は引き返せない。

危険な話なので聞き流していただく/正直なところ、その筋の人から見れば、僕などは典型的なクソチンポの代表みたいなものなので、今さらその有罪性を指摘されるまでもない、僕を弾劾するのにすでに審議や裁判は必要ない(そんな自明を審議しても時間の無駄だ)。
ただ、一部の、数少ない僕の友人に向けては、このことを申し上げておきたい、あなたが○○の被害者だとして、名乗りを上げて加害者の糾弾に与すれば、それは勇気ある行動だとして、あなたの名は称揚されるだろう、僕は実際そういう人に会ったこともあるのだ。
だが、このことは、事件の性質にかかわらず、「被害者としてのネームバリュー」「被害者としての大きな存在感」を持つようになる、つまり被害者として大きな旗手になるということだ、するといつのまにか、自分の「存在」が、当の事件に依拠しているという状態になるのだ、いわば加害され・被害を受けなければ「こうして大きな存在にはなれなかった」「仲間も得られなかった」「この人生もなかった」という状態が組み上がる、この状況はまったく気がつかないうちに組み上がり、気づいたときにはもう引き返せないし取り消しも利かない。
このことは、むろん責められるようなことではないし、否定されることでもない、この世界はなるべく正義に満ちていたほうがよいものだ、ただし正義はたいてい自己の完全無罪を前提にしていて、知らぬまに被害者としての自分の存在を急激に大きくしていく、この引き返せない正義の中で、人はとんでもない顔つきになっていくのだ、それは正義ではあるが幸福ではない/「大いなる被害者」は、いつのまにか加害者の存在に支えられているという構図になる、何でもなかった者が大いなる存在になれたのだ、それは加害者のおかげであり、それを糾弾するほどに自分は大きくなれることがわかった……という、不穏の構図が膨らんでいく、なるべくそういった不穏のものからは、どうか僕の友人たちは縁遠くありますように。

痴漢や強姦はサイテーだが、僕はもっとサイテーかもしれない。

これは単純な数学の問題で、何もむつかしいことはない、仮にそうした加害者どもをサイテー呼ばわりしたとして、そのことで僕が中庸でまっとうな人間だと言い得るわけではない/ステーキ肉を愛好する者に向けて、ベジタリアンやヴィーガンは、フル出力の弾劾を向けうると思うが、ベジタリアンやヴィーガンが完全無罪で清廉潔白と決定できるわけではない。
危険な話なので聞き流していただく、あなたは大きな存在になりたいし、大きな活躍と大きな力を為す者でありたいのだ、それはあなたの欲求であり願望だ、その背後からごく小さな声で、「被害者になれば大きな存在になれるよ」というささやきがあることを、こころのどこかに留めておいてほしい、あなたは被害者にならず大きな存在になることは不可能なのかもしれないが、それにしても、そんなふうに大きくなりたかったというのは、あなたの原初の希求ではなかったはずだ。
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