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是正は悲劇を縮小するが幸福をもたらしはしない4

つて共産主義「革命」が、無辜の人民を「粛清」していった時代があった、ポルポトやスターリンや毛沢東を「指導者」として、粛清で殺された人々の数は、第二次世界大戦の死者数をはるかに上回っている。
共産主義というのは、それこそ「是正」のネタから始まったものであり、つまりは資本家と労働者のあいだにある「不当搾取」を是正しようということだった、この「是正」ネタが、結果的に世界大戦よりも多くの人を轢殺していったことは、いっそ落語のオチにでもしないでは正視も出来ないような、皮肉というには血まみれすぎる皮肉に満ちている。
マルクス・エンゲルスを代表とした、「不当搾取」への指摘と糾弾は、指摘としては正しかった、だがその指摘と糾弾が、今度は「不当粛清」を猛烈に生み出したことについては、なぜか自省することがまったくなかった、不当粛清が是正される気配はまったくないまま、たとえばカンボジアは当時「子供しかいない国」になった、そのときいた大人は根こそぎ殺されたのだ、今考えればそんなことが正当であるはずがない。
今、どうにも符合を覚えさせる感触で、男女のあいだにあるさまざまな「不当」を、是正すべきという指摘と糾弾が唸っている、そしてその指摘は、指摘としては正しいのだ、そして共産革命と同様、すでに多くの女性が、切実な第一の希望として、「とにかく粛清を」と待ち望んでいる、ひとたびその粛清のトリガーが引かれた後には、その粛清が不当かどうかというような思念じたいに用事がなくなるだろう。

すでに状況は、緊張感を増しているというより、実際的な瘴気を放出しだしている、もうありうべき局面は「始まってしまった」とみなすべきだろう。
最もわかりやすいことでいうと、たとえば今、一人の男性が、一人の女性に対し、「おれはこいつと一緒にいるときが何より幸福だな」と感じるということが、すでにないということだ、女性の側でも似たり寄ったりだとは思う。
性欲や、未来の経済力についての保身があるので、若い男女はほとんど強制的に、近接する機会を持たざるを得ないが、もはやとっくの昔に、男女の邂逅は「幸福」などではまったくないのだ、まるで虐殺前夜のルワンダ市民のように、ラジオが流れてきた翌朝には、「昨日まで親しかった彼女が今日は殺しにくるのじゃないか」という不安が満ちている。
今、ありとあらゆる男女の仲が、「おれとアイツの仲だ」ということで、安心されているということはまずない、特に女性はすでに、いついかなるとき、どれだけささやかなことを理由にしても、不可逆の発火を起こしておかしくないと、そういう予感がヒシヒシする、これまでにどれだけの愛を向けられてきた女だったとしても、現在から二分後、ひたすら報復の血に飢える憎悪の女になって消えなくなるということがありうるのだ/男性の多くは今、恋人からスマートホンに着信があると、第一に恐怖を覚え、着信がなかったとすると、こんどは着信がないことに恐怖している。

理性は平等を求めているが、血は「革命」を求めている。

ポル・ポトは、「たとえ親であっても、社会の毒と思えば微笑んで殺せ」と少年少女らに教えた、「微笑んで」殺せと/共産主義は、理性的には平等社会を希求したものだったが、共産「革命」はまた別で、革命はそれ自体に、「血」が不明のトリガーを引くという性質がある、これが始まった者は、もう引き返すことはできない(こころの問題ではなく、生物の定義として引き返せない)。
まだ気づいていない人が多いかもしれないが、女性が恋人にメールを送ったとき、彼氏はその着信に、第一に「恐怖」しているのだ、そしてその内容が、平穏なものだとホッとしている、「まだ今日は始まっていないらしい」と/今はまだ彼が恐怖しているだけだが、やがてあなたも恐怖することになるだろう、つまりあなた自身、現在から二分後に、これまで愛してくれた人を切り裂いて流血させるということを、突然やってしまい、自分で止められないかもしれないということなのだ、このことは「革命」そのものについてのナゾが解かれないと対処できない。

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