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パーティ報告83(3)/「カッコイイ」の喪失
のごろよくヒアリングしているのだが、現代の多くの人は、何かを見て「カッコイイ」とは、あまり感じられないらしい、つまり「か、かっけぇ〜」という直覚・悟性の機能を喪失したと言える、このことが水面下でわれわれの根幹を無力化・不毛化している。
僕はよく、「かっこよくなくちゃ話にならねぇ」と言うのだが、ここには僕の見落としがあったのだ、僕は「かっけぇ〜」という直覚と悟性が、万人において不具なく機能しているという前提でいた、だが実際には「かっけぇ〜」という直覚の現象がゼロないしは「混濁して常に曖昧模糊である」という人が多数派なのだ、多数派と言うより「基本的に全員そういうもの」と捉えておいたほうが実用的かもしれない。
「かっこよくなくちゃ話にならねぇ」といって、まさかその「カッコイイ」という直覚が前提として失われているのだとは、僕は考えていなかった、もちろんここ一連の学門と接続すると、「そのカッコイイという直覚が、器官として横隔膜に担われているのかもしれんね」という話にはなった。
さりとて、それで納得して何の解決になるわけでもなし、僕はこれまでガンバってきたつもりの、「おれだってそこそこカッコイイんじゃない〜?」と見せつけてきたはずのパフォーマンスが、基本的にすべて空回りだったことに、ハァ〜とため息をつきながら、まあしゃあないかと進んでゆくしかないのだった、もうこういうことには慣れたな。

ヒアリングしていくと、つまり、このごろは「イケメン」とか「イケボ」とか言われるが、そのイケメンやイケボというのを、別に「カッコイイ」と思っているわけではないらしい、イケメンはイケメンだしイケボはイケボだが、それに付随する感動というものは一切ないそうだ。
何か流行の歌があったとして、それは聴きやすいから聴くが、たとえそれがイケボでイケているふうの歌詞だったとしても、別にその歌い手や歌そのものが「カッコイイ」と感動しているわけではないらしい/何なら「どんな人が歌っているのかは知らないというか、そもそも見えてこないし、見てもフーンとしか思わないし、記憶にも残らない」そうだ。
このことに、僕は逆転的に、僕自身の特異性を認めねばならないことになった、つまり僕は、なんでもかんでもを基本的に「カッコイイ」と感動しているのだ、僕にとってマイケルジャクソンは超カッコイイし、なんだかんだ、北島三郎とかも歌い出したらカッコイイ、ピーターフォークはカッコイイし、高田純次(ジョニーデップ)だってカッコイイし、腕利きの板前さんだってカッコイイ、デカいトレーラーの運転手が車庫入れする技術だって、見ていると「うお〜すげ〜かっけぇ〜」と僕は感動してしまう、この感動が実はきわめて特異だということ/僕はけっきょく、何のガマンもなくこの「かっけぇ〜」だけですべてを得てきたというのが事実だ。
「カッコイイ」という直覚の喪失は、同時に、「自我がメラウルワーすることしかわからない」という現状を暗示しているのでもある、イケメンとかイケボとか言っているのも、それによって自我がメラウルワー方向に刺激されるというだけであって、そのイケメンやイケボの当人のことを「カッコイイ」と感動しているわけではまったくないのだ、つまりメラウルワーホルモンを分泌するためのトリガー薬剤に用いているというだけであって、それは別にたいしたことではないが、そのこと「だけ」を積み重ねて生きるというのは、実に闇の深いことになる。

僕は、えげつない文章・文脈・文体を、えげつない速度で産み出せるようになったら、それが「カッコイイ」と思ったので、こうしてものを書くことを選んだ。

「カッコイイというのがわからないということは、何もすることがなくなってしまうっていうことですよね?」「まさにそのとおり」、まさにそのとおりであって、少しでも冷静に考えれば当たり前のことだが、われわれはこの世のすべてを自我メラウルワーで消費するためにこの世に生を享けたわけではない、「カッコイイがわからない」という致命的な損失は、表面上は隠蔽されているが、隠蔽されていたとしても致命的なことは変わらないので、主要なテーマとしてフラグ付けをしておかねばならない。
「カッコイイ」ということへの、sureな直覚が恢復されないかぎり、いかなる激烈な感情も、激烈なのみであって「命」を持っていないことになる、「カッコイイ」ということは、幼児性においては漠然としたものだが、学門が進むにつれてよりいきいきと、クリアで明確なものになっていく/「カッコイイ」というのは単に「命のピーク的出現」ということに違いないが、このことも蒙昧に頭を垂れる者から順に目の前の道が啓けてゆくだろう。
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