☆いい女☆で行こう!

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恐怖心と強さの錯覚

く構えてみてもらって、腰のあたりを押すと、すぐに身体が浮くのがわかる。
そこで、我を小さくして、同じ形のまま「弱く」なってもらうと、腰のあたりを押しても、どっしりと動かず、身体が浮かないのがわかる。
「なぜ人は、"強く"構えるかわかる? 実は、恐怖心からなんだ、恐怖心があるから、その恐怖心を消すために、強く構えているんだよ、このとき全身で表現しているのは、"強い"ではなく"わたしの恐怖心"なんだよ」
「それで、恐怖心を消すには、どうしたらいいと思う? 生きものはすべて、恐怖心に特別弱くてね……そう、哺乳類に具わっているやつ、"パニック"を起こせば、恐怖心を消せるね、シカでもウマでも"パニック"を起こすね、だから実は、何も強く構えているのじゃなく、これは"パニック状態にして恐怖心を消している"んだ、それぐらいわれわれは、恐怖心に弱い生きものなんだよ」

「だからいわゆる、街で見かける、オラついた人たちも、本当は何も強いわけではなくて、根っこにあるのは恐怖心なんだ、その恐怖心を消したいがために、全身をパニック状態にしている、だから彼らはずっと、全身が不穏な興奮状態にあるんだ、見たとおりだよ」
「ためしに、そのオラついている人の一人を、そうだな、同級生の二〇〇人でも集めて、その前の壇上に、一人で立たせてみたらわかるよ。彼はそんなとき、人前で何を見せ、何を語るんだろう。同級生に冷めた目で見られるぐらいのことを、すっごく気にしてしまうものだよ、そんなことを一生の黒歴史にしてしまう、消えない屈辱と劣等感を抱えてゆかねばならない、おそろしい、そういう恐怖の中に実はいるんだ」
「そうした、恢復不能の傷つきを負うのが怖くて、その恐怖心を打ち消すために、年がら年中、自分をパニック状態にしているんだ、全身をブチギレ状態にしているんだよ、そうしたらさも、恐怖心がないように錯覚できるから」
「われわれは、ごくわずかな恐怖心でも、それに直面すると、サッと身体をバラバラにして、パニック状態にし、恐怖心を感知不能にして、恐怖心がないように己を錯覚させる。いつも大きな声を出している人や、怖い顔をしている人の正体は、全部これなんだよ、こんなしょうもないことから諍いが発生して、その諍いにヒートしているうちは、恐怖心を離れることができる。そんなことをして何十年間も、ただ恐怖心から逃げ回るためだけに生きるんだ、こんな馬鹿馬鹿しい数十年が不可避に生じてしまうぐらいに、われわれは恐怖心というものに弱い」

一番弱く、一番怖く入れ。

パニックは、「動けない」か、もしくは「暴れてしまう」という、どちらかの形で生じてくる、そしてどちらも性質として同一だ/弱く入ったほうが、恐怖心がデカいに決まっている、その恐怖心の中に端座し、あるいは佇立できるか……このとき恐怖心を「覆い隠している人」と、「超克している人」との差分を見なくてはならない、このことから目を背ける人は、根本的に何かを「敬う」という機能の一切が持てない。
「"強い"のではまるでなく、ただの恐怖心のカバーなの。じゃあ見方が変わるでしょ。これこそまさに学門だよ」

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