☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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世界とHEROES

はよく、人から相談を受けたときに、「あなたの尊敬する人って誰?」と訊くのだが、これはどちらかというと、リスペクトではなく、「あなたのHERO(ES)は誰?」と訊いていると捉えるほうが正しい。
この数十年で、時代は変わったのだが、時代の変化と共にヒーローも変わっていった……のではなく、ヒーローがすげ替えられることてによって、時代が変わっている/時代でヒーローが変わるのではないのだ、ヒーローで時代が変わるのだ。
ここ十年間ぐらいでは、やっぱりAKB48がヒーローだろう、その他のアイドルグループもそうだが/あるいは若手お笑い芸人も、ヒーローとされる人は大きく変わった、人気が出たからヒーローになったのではなく、ヒーローだから人気が出るようになっている。
ヒーローのすげ替えというと、最もわかりやすいのは「新世紀エヴァンゲリオン」だろう、エヴァ以前にあんな陰気なヒーローはなかった、あれ以降、たとえば進撃の巨人の主人公エレンも違和感なくヒーローと受け取られるようになった。

それ以外の「ヒーロー」というと、一昔前は、やはり「ロッキー」や「ランボー」、あるいは「ターミネーター」、あるいはジャッキーチェンや、大きくは「スピルバーグ映画」の青少年主人公がヒーローだった、およそ80年代はそんな感じだったと思う、少年たちにとっては映画と「少年ジャンプ」がヒーローのカタログだった。
おそらく日本においては、そのスピルバーグ製ヒーローの時代が過ぎた後は、一時期は小室哲哉製ヒーローが台頭し、次いでセーラームーン、その後にポケモン、というふうにヒーローは変化はしていったように思う/誰でも年齢から逆算して、自分が十歳から十五歳ぐらいだったときのことを考えれば、それなりの心当たりがあるはずだ。
人間の精神構造上、神話とは理屈ではなく「ヒーローの物語」なので、あなたの中のヒーローが仮に「陰気でボーッとしている」タイプだった場合、あなたはどう努力しても、あなた自身が「陽気で集中力の研ぎ澄まされた人」になることはできない。
現代のヒーローというと、代表的にはスティーブジョブズか、日本では楽天やZOZOTOWNの社長あたりだろうか、人類史上でそうした商人がヒーローになった例はこれまでになく、これは一種、「資本主義の勝利」を意味している、あるいは貨幣そのものの勝利とも言えよう/誰でも知っているとおり、貨幣の英雄が承認されていくにつれて、イチローやサッカーのナカタ、あるいは本田圭佑を「ヒーロー」とは感じなくなっていった、そして二宮金次郎の像も撤去されることになっていった(安室奈美恵さんも引退しちゃったしなあ)。

ヒーローをすげ替えることで、あなたの夢や努力なんか無効化できる。

そりゃヒーローが灯台なんだから、当たり前だわな……現代、メインストリームとして、カネとアイドルがヒーローなのだから、学門やら恋あいやらは出来るわけがない、よほど自分自身の精神や魂を掴んでいる奴なら別かもしれないが、そんな奴は極めて例外だ、あなたはよほどこのことに抵抗しないかぎり、世の中の事情から形成されたヒーローを灯台として、荒波を泳いでいくしかない/あなたがどう疲れて、どう力尽き、どう投げだし、どう閉じ込められ、どう別のことに執着してしまうかは、あなたに据え付けられたヒーロー像で決定している、あなた自身で決定させてはもらえないのだ。
あなたの「こうなりたい」という意志や、あなたの世界、つまりこの世界であなたがどうなりたいと望むかという夢と努力は、あなたに据え付けられるヒーロー像を灯台にして決定されてしまう、あなたがいかに僕の話に納得としたとしても、あなたは僕の話すところのほうには来られなくて、あなたはあなたのヒーローのほうに行ってしまう/そしてしばしば、そのヒーローは正当でなく、あなたの選んだものですらなく、世の中の事情でテキトーに放り込まれたものでしかなかったりするのだ、なんとまあひどい話じゃないか。

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