☆いい女☆で行こう!

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雑用

とえば先日、「月刊ワーQ第二号」を作成し、プリントアウトした、プリントアウトしたらステイプラー(ホチキス)で製本し、各員に配布する。
プリントアウトといっても、両面印刷できるプリンターは僕しか持っていないだろうし、書籍めいた用紙も僕しか持っていないだろうから、そこまでは僕自身がする、あとは、「製本ぐらいはみんなでやってもらうか」と考えた。
右端を三か所、ホチキスで留めるだけなのだが、僕はその種の几帳面な作業が苦手で、疲れ果ててしまうので、「だれか几帳面な奴がやれ」と、中型ホチキスと本文を押し付けた/みんなふだんから、「雑用は何でも申し付けてください!!」という感じなので、一も二もなく引き受けてくれた。
が、結果的に、ホチキス製本も、僕自身がやるしかないと判断することになった、今回はまあしょうがないとして、今のところすべてのことは僕がやるしかないというのが率直な現状だ。

これは、誰が悪いという話ではなく、根本的に善し悪しの話でもなく、こういうことでもないと、僕だって気づかないということなのだ/僕が製本で「疲れ果ててしまう」のは、ホチキスひとつを留めるにしても、モノがモノだけに、ひとつひとつを "入魂" でしているからだ、しょーもない冊子のホチキス製本だったとしても、それが誰かの手元に渡るのであるから、なるべく宝物のようであってほしいと、僕は大前提として願っている(それが当たり前だと、僕は勝手に思い込んでいた)。
各員に製本作業を任せたところ、ガションガションと、手早く作業する音が聞こえ始めた、僕はジロジロ見なかったが、正直なところギョッとしていたのだ、やがて宝物になるかもしれない冊子に向かって、そんな作業の仕方がある? と、僕にとっては想定外の作業音だったので、とっさに引き留めるというよりは、何が現れているのかを観察してしまった(しょせん、どうでもいいようなしょーもない冊子のことだ)。
ふだん、事務方の仕事をしている人が多いので、そのクセが出たのだと思う……と、そういうふうに言えば尤もらしいが、しょせんウソだろう、そういうことではない、そもそも何かを手作りするということや、人の宝物に触れるということの、経験や感覚がないのだ、これは善し悪しの問題ではない、こんなものを怒鳴りつけたところで、当人は本当にわかっていないのだということを、この数年来さんざん見てきた。
製本というのはいわば、「出来上がった料理を皿にのせる」というような段階だと思う、「どうせ腹の中に入ってしまえば同じよ」「皿にのってりゃダイジョーブ」という捉え方もあるだろうが、僕はそうは思わない、最後の最後でいくらでも宝物を台無しにすることが当然に可能だと思う/くれぐれも、僕はこれを非難しているのでもなければ、善し悪しを言っているのでもない、こうした見えづらいところで「差分」が生じているのだ、この差分の生成が気づかれないままわれわれの社会は進行している。

正しくは、「雑用」なんて存在しない。

僕自身、こうして目撃するまで気づきようがなかったのだ、僕自身が製本する場合、端にステイプルの一つ目を打ち込むのに、紙の反りや馴染みが合わないということで、ぐぬぬぬと格闘したまま、打ち込むのに三分ぐらい掛かっていることがよくある、なるべく冊子の背に、平行にステイプルが並ぶようにと、床の木目をガイドラインにしながら、ホチキス本体が冊子に直交するように設置して……と、僕は几帳面にしているのではない、僕には確信があるのだ、ホチキスを雑に留めたら、そんなもの絶対に人にまともに読んでもらえない。
みんなで苦心して作り上げた冊子の本文をホチキスで留め、本にする、製本するというのは、「雑用」だろうか? 僕にはそれは、営為の出来を最終的に決定する重大な締めくくりの作業に思える、くれぐれも善し悪しを言っているのではない、目撃するまで僕自身気づきようがなかったのだ、その意味では僕には「雑用」は存在していない/僕は十人分の冊子を一人でホチキスで留めたりしたら、それだけで精魂を使い果たしてヘトヘトになるので、その意味で「誰か代わりにやってくれ」と言ったのだ、これは善し悪しではなく、僕が僕自身のことをどういう奴なのか・何をやっている奴なのか、差分において理解していなかったことに問題がある。

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