☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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いわゆる「トシ」はどうやって来るか
長者がよく、「きみも、もうトシだからさ」という言い方をする。
これはどういうことかというと、「トシ」というのは、何かが終わってからわかるのだ、もう「取り戻されないもの」が見つかり、その時点でそれを「トシ」というのだ。
それがどのようにやって来るかというと、こんな感じだ、自分はXを大事にしているのだが、なぜかある日、そのXが大事に思えなくなるのだ、このXには恋人や夢や、思い出、テーマ、感動に類するものなら何だって代入される。
たとえば、自分が大切にしていた、大事な人からの贈り物が、ある日突然、大切なものではなくなってしまうのだ、「あんなに大切にしていたのに」と、自分でもそのことは不思議でならない、が、それでももう、それが「大切だった」という感覚は戻ってこないのだ、この突然の終焉のことを指して、年長者はそれを「トシ」と呼んでいるのだ。

これは何というか、まぎれもない、恐怖の体験だ、恐怖の現象でもある、これまで自分の生そのものだった「大切なもの」が、急に「はい終了ですー」と打ち切られて、もう戻ってこないのだ/そして恐ろしいことに、それ以降、生きるのは「ラク」になるのだ、それは生存本能がもらたす抵抗不能の褒美として心身にはたらきかける。
大切だったものはもう戻ってこなくなり、生きるのはラクになり、逆に「自信」を持つようになる、そしてこのころから、なぜか、1.テレビの健康情報が目に留まるようになる、2.街中の不動産広告が目に留まるようになる、3.これまで興味がなかったテレビドラマにハマるようになる、4.財テクや株に興味が湧いてくる、5.体力づくりに関心が起こる、6.同窓会に焦がれ始める、7.地元・ふるさとに「いいなあ」と感じ始める、8.かわいそう系に異様に涙もろくなる、という現象が起こってくる。
そして、9.新しい知識がどうやっても頭に入ってこなくなってくる、10.すべての作業が異様に時間を食うようになってくる、11.お酒や音楽を入れないと身体が動かなくなってくる、12.単語の言い間違いが日常化してくる、という現象が起こってくる。
これらはすべて、遺伝子・生存本能が、あなたを支配するということの具体的な現象として生じてくる、遺伝子はあなたの意志や価値観など知ったことではないのだ、この現象を前もって告知されていればまだ、いざというとき瀬戸際で戦うことができるが、大半は何の知識も与えられないまま、アッという間に「先週までの自分はもう帰ってこない」という現象に呑み込まれてゆく。

若いうちに目にしていた広告やイベントのうち、「???」だったものは、あるときから突然、あなたの関心にストライクでハマるようになる。

そのあたり、業者のノウハウをナメてはいけない、あなたが「こんなの誰が関心持つの?」とナメてかかっていたもののすべては、あるときから突然、あなたの生きる世界の情報そのものになるのだ/くれぐれも忘れてはならないのは、それによってあなたは「ラク」になるということ、そしてそのときになって引き返すように進言されても、あなたはこれまでになかったような強固で激烈な感情的反発をするようになる、そしてその反発はどこにでも押し通るので、あなたはますますラクになっていくのだ。
もちろん、そうしてラクになっていった先、あなたの心身はすっかりあなたのものではなくなり、遺伝子の奴隷になるわけだが、それでいて最後、遺伝子は急にあなたのことを見捨てるのだ、「もうそんなに生きられないし」と、突然、投げやりに/そのときになってあなたは、わけのわからないまま数十年を生きてきたということ、するべきことを何もせずに来てしまったという突然の悟性の中で、一人の友人もなく、孤独に立ち尽くすしかないのだ、そのときすべての悟性は「このまま死ぬだけ」と告げてくるのみになる、このことに人の精神はまず耐えられないので、精神がクラッシュすることになってしまう、「トシ」というのはそのようにやってきて、そして最後にはわれわれを破壊して立ち去るのだ。
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