☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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大きな力に飲み込まれない

れわれは数年前、AKBのやり方を全否定していた、「握手券を引き換えにした音楽CDの売り上げをカウントするなんて」と/われわれはその後、いつそのやり方に合意したのかわからないが、今はすっかり合意に転じている、AKBのやり方を攻撃しようなんて勢力はもうどこにも残っていない。
LGBTにせよポリティカルコレクトネスにせよ嫌煙思想にせよマニアックなフェミニズムにせよ炎上礼賛ブームにせよ、われわれは時代の当事者などではない、われわれはまったく知らない誰かに操作されているだけにすぎない、われわれがこの時代において「おれがこれを始めたのさ」「わたしたちはこれについていったのよ」と自負できるものは何一つない/われわれは「君の名は」や「けものフレンズ」や「アナ雪」に影響づけを受けて同時代の生き方を創り上げたわけではまったくない。
米津玄師というミュージシャンが新しく大人気らしいが、いわずもがな、すばらしいアーティストは、サザンやユーミンと同じく、この先の三十周年にも四十周年にも変わらぬ万雷の拍手を浴びているようにと願うべきだ、今米津玄師のファン勢力はまさに「熱烈」らしいが、これがもし数年後にはパッタリ冷え切っているというようなことがあれば、それは他ならぬファンたちが冷酷な裏切りで当のミュージシャンを消費にもてあそんだということになる、僕はもうそのような生臭い光景を見たくないのだ。
今年は新元号が発布されるが、新元号を待たずとも、すでに今も、去年とは異なる大きな力がのしかかってきている、この力に飲み込まれていくことは、時代についていっているということではまったくない、<<これからのことはすべて新しくなければならず>>、大きな力に飲み込まれていくということは、新しい時代を切り拓いていくということではまったくないのだ、ただ用意された屋形船にずるずる乗せられていくだけのことであって、ましてその屋形船はわれわれの幸福を目論んで作られたものではまったくない。

何かが「正しい」と信じられるなら、それについていけばよいが、何かが「おかしい」と感じられるなら、その不穏なものには抵抗しなくてはならない、あっさり飲み込まれるとラクになるだけで、利益にはなっていない/諦観というなら、われわれは無謀と知りつつ戦い続けねばならないということが諦観であって、大きなものに飲み込まれていくだけというなら、それは諦観でも何でもない、それは昼寝を繰り返しているだけの人間でも自動的にそうなっていくものだから、改まっての諦観など要らない。
今、女子高生のセックスを買おうとすると、「ホ別イチゴ」あたりが相場となる、別にカネでセックスを買うことが悪いと言っているわけではないし、そのことの倫理性を問うているわけではないが、それよりも「夢中で本を読んだ」とか「友達と将来の夢について真剣に話した」とか、そういう青春の正規ルートに無限の澱(よど)みが掛かって輝きを持たなくなり、その澱みに抵抗しないということの危険性を僕は指摘しているにすぎない。
僕がここで書き話していることは、いつも奇妙で変人で時代錯誤か狂人のたぐいに感じられることばかりだが、僕の書き話していることは、本当にそこまで奇怪で胡乱で悪臭のすることだったのだろうか? 今どき愛だの青春だの魂だの言っているのは、一言でいって「くっさw」で済むのは明らかだが、僕が指摘しようとしているのは、文化や思想としての正当性ではなく、そうした捉え方や風潮を<<あなたが作ったわけではない>>ということなのだ、あなたがそのように捉えてそのように感じてそのようにあざ笑うように、どこかの誰かがあなたを操作した結果でしかなく、あなたはこの草不可避時代の旗手でもなければパイオニアでもない、ただの操り人形だ、そのことに無抵抗であなたは本当に勝利者なのだろうか。
あなたが女性だとして、あなたはこころの底から尊ぶべき男性に出会うことが不可能というレベルにむつかしいだろうし、仮にそんな男性に出会えたとして、その男性を愛したり、その男性に献身したり、その男性の世話をしたりということに、激烈な感情的抵抗を覚えるだろうが、それはあなたがそうなるように大きな力があなたを操作したにすぎず、あなたが自分自身をそうなるように自己形成したわけではまったくない、その証拠に、<<勉強と経験が不足している人ほど操り人形の度合いが濃厚に出ている>>だろう、今われわれに降りかかる大きな力は、あなたの魂をいつくしむために降り注いでいるのではなく、あなたの魂を侮辱するために降りかかってきているだけだ。

十年前に信じたものを、今はもう信じていないのなら、他ならぬあなた自身の十周年がない。

あなたは時代についていっているわけではなく、大きな力に飲み込まれていきがちなだけで、その大きな力は、あなたの魂に十周年などさせないつもりなのだ、十年前にあなたが立っていた、あの場所に吹いていた風は、今もなおあなたの頬を通り抜けて吹いているか、そうでなかったら今のあなたはどこの誰に形成された人形なのか。
十年も経てば、時代は変わるし体調も変わるかもしれないが、魂は変わらない、魂に時間なんか流れていないからだ、常に新しい時代を生きろ/新しい時代に生きるということは、人為的に用意された屋形船にドッコラショと乗り込むことではまったくない、そんな出来合いのものはとっくの昔に古いのだ、新しい時代というのは今まだここにはない時代のことであって、用意された時代などすでに手垢がついた使用済み品でしかない。

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