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地方で暮らす若い女性へ2/「スタンダード」ということ

「簿記3級がすべての入口になる」(日商簿記)と言われて、「そういうものか」と応じ、ササッと手続きして、ササッと勉強してこの春のうちにも合格してしまえる人は、基本的にどうとでもなります/それは努力や知能の問題というより、精神の中に「スタンダード」を捉える機構があるからです。
なぜ「スタンダード」が要るかというと、「中央」には色んな人が来るからです、入れ替わり立ち替わり、さまざまな人が来るので、「スタンダード」が設定されていないと、まともにコミュニケーションやコンセンサスを得ることができません/この「スタンダード」を捉える機構がある人は、中央という以前に「色んな人」とコミュニケーションを取ることができます、だからこそ中央に進出するのに向いているのです。
一方、「地方」においては、色んな人が入れ替わり立ち替わりに来るということはなく、いつも同じ人たちが長いあいだいることになるので、ことさら「スタンダード」を設定する必要がありません、長いあいだ掛かってその土地に根づいた「慣習」のほうが重要になります/「地方」においては、むしろこの慣習に逆らってスタンダードを主張するほうが邪道と扱われ、疎まれることになります、地方には常に「スタンダードより重いものがある」と捉えておくべきでしょう。
たとえば、大阪の堺市には、「13号線」という言い方があり、これはなぜか "府道30号線" のことを指します、これはローカルの慣習であり、法的に知事が決めたものとは異なりますし、国土地理院の地図表示とも勿論異なります、これにより、外部から来た人は大いに困りますが、基本的に外部から人が来ることを想定はしていないので、これでかまわないのです、それよりスタンダードだからといって言い方を変えられるほうが地域の人々にとって「困る」という実情があります/ここで、「13号は13号でしょ」と捉える人は、中央向きではなく、「いいかげんスタンダードに基づいて呼称しろよ」と捉える人が中央向きになります。

昔、有名になった裁判で、「おっとい嫁じょ」という事件があります、ある男性が、片恋慕した女性を強姦して婚姻しようとした事件なのですが、この事件について弁護士は、当の強姦犯を「無罪」と主張したのです、つまりそのような誘拐婚の「手続き」が、その地域には古くからあったらしく、当の犯行はその慣習に則ったものにすぎないので、犯罪ではないのだという主張です、その点で地域住民からの情状酌量を求める嘆願署名も集まりました/昭和34年のことですから、そんな大昔のことではありません、そしてこうした誘拐婚のような形は、今でも世界のあちこちで「慣習」として残っています、地方には常に「スタンダードより重いもの」があるわけです。
むろん、何が「スタンダード」であるかといって、すべてのことがスタンダードで収まるわけではありません、むしろその点では、地方に保存される「慣習」のほうが、強制性は高くあるのですが、とにかく中央においては、スタンダードを第一の土台とし、そこから先に、その場で新たに作り出される・新しく認めてゆかれるものを模索し、創り出していきます/中央においては「スタンダードがスタート地点」と捉えられているのに対し、地方においては「慣習が初めからゴール」と捉えられていると考えてください、これはどちらがよいとか悪いとかの問題ではなく、ただそうした性質・性向の違いがあります。
簿記3級に向けて勉強すると、現在の世の中のすべての企業が、個人事業主から税務署まで、すべてこのスタンダードルールで駆動しているのだということがわかるようになります/それだけに、そのスタンダードルールが、「しっくりこない」「気にくわない」と感じる人も出てきます、それは己の魂の向きを知るよいチャンスでもあります。
「仕入れ」「売り上げ」「従業員」「借入金」ということを見たとき、それをスタンダードルールで正確に見たいという人と、そうではなく、自分の中にあるイメージ、根づいた「慣習」で見たいという人に分かれるのです、それは目の前の道路のことを、「13号線」と見たいか「30号線」と見たいかの違いと同じです/スタンダードルールにしっくりこないという人は、どう粘ってもやがて「慣習」に連れて行かれることになります、それは善し悪しの問題ではなく、あなた自身にとって本意か不本意かということの問題になります。

簿記3級なんか、商業高校の生徒でさえ持っている。

これもつまり、「スタンダード」です、東京にも勿論ローカルはあって、東京ローカルでは簿記だの売り上げだの減価償却だのは「てやんでえ」と捉えられるのですが、これはやはりアンチスタンダードの「地方」の発想であり、中央の発想だと、「高校生でも理解しているものを、いいかげんあなたも学んだら?」ということになります/「地方」では、常にスタンダードより重いものがありますから、やはりいつまでも「てやんでえ」になります、中央向きと地方向きが反転しないかぎり、この「どちらが偉いか」は逆転しません。
何はともあれ、高校生も「高卒」というスタンダードに向けて、教育を受けていますから、商業高校卒なら「簿記ぐらい持っているでしょ」というのがスタンダードだとされているわけです/簿記3級はそのとおり、進学校でもない高校の生徒が取得できるものですから、内容としてはそこまでむつかしくありません、そこであなたが向き合うのは、知能の問題ではなく「スタンダード」に正面を向くか、それとも背を向けるかという、己の魂の方向性です。

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