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生きものは機械であり、これから取って代わられる機械だ2
きものは機械なのだ、そのことは各業界の経営者がよく分かっていると思う。
生きものは有機的であり、つまりタンパク質から成って生存本能によって駆動する機械体ということだが、これがいかに機械的なものかは、各業界の経営者がよく分かっている/第一に一定「閉じ込める」こと、第二に一定「生を支配する(生殺与奪を握る)」こと、第三に一定「マウントのルールを与えて競争させる」こと、こうすることで一定の「業界」が出現し、この業界を作った者は業界を支配する ruler になる。
このことが分かっていれば、何も難しい顔をして、厳しい指導をしたり、叱咤激励する必要はないのだ、ニコニコして閉じ込め、ニコニコして生殺与奪を握り、ニコニコしてマウントのルールと競争を与えらればいい、そうしたら本当にガラスケースの中の昆虫たちのように、機械的に生態系を運営しはじめる、誰かがその生態系の頂点に登りつめ、破れた者は土に還るのだ、そのことはガラスケースの外側には漏れない。
そもそも「機械」というものが概ね、金属と歯車でガチャコン動いているというイメージで定義されているのが誤りだ、タンパク質でだって機会は作れる、むしろ生きものの業が作り出す機械のほうが精密で未だ人智の及ぶところにない/たとえば動物細胞は電荷交換を得るのにプロトンポンプのメカを持っているのだ、分子細胞生物学で知られる「生きものの機械性」は驚嘆に値する、未だに生きものの免疫システムがどのように「異物」を検出して選択的に攻撃しているのか、現在の人類の知識では分からないのだ。

何をもって「私」かというと、一般的な意味での「私」は、そうしてガラスケースの中で生態系を運営しはじめること、その性質をもって「私」だ/仏典にはそのように堂々と書いてある、「カルマが私である」と書いてあって実にそっけない。
生まれたての子が母親を愛することや、いじめられた者がときに烈火のごとき反撃に出ることは、機械的なことであって、タンパク質のメカに組み込まれているのだ、だからカルガモの子はひたむきに親についていくし、いじめられた犬はときに無制御に人に噛みつくことがある。
もしここに、カミサマが存在するという仮説を採るならば、カミサマはあくまでそうしたあわれな生きものたちに「慈悲」「愛」「あわれみ」を掛けているという説なのであって、生きものの機械性そのものが神なのではない/よく「本能」というが、ダンゴムシには左折と右折を必ず交互に繰り返すという本能があるし、カワハギはアミノ酸の匂いを嗅ぎつけるという本能がある、漁師はこの本能を利用してカワハギを獲るのだし、似たように経営者は生きものの本能を眺めながらそのガラスケース内の生態系を管理している。
新宿歌舞伎町で若い愚連隊がケンカをしていたとしても、それより山林でイノシシを狩る猟師を武装させて乗り込ませたほうが、よっぽど怖いだろう、猟師たちは生きもののどこを殴れば気絶するかをよく知っており、生きものを手際よく絶命させるにはどこを突けばいいかをよく知っている、「プロ」というのはそういうことなのだ、プロの経営者であれプロの猟師であれ、生きものの機械性をよく知っていて、その操作と停止の仕方をよく分かっている、つまり自他の本能の機械性を操作するのがプロだ、逆にプロになりきった人は、生きものが何ら神ではないということをよく知っているだろう、彼らは神を誤解した生きものたちを操る仕方だけがまざまざと視えてしまっている。

AIが自我を持つことはないが、AIが経営判断だけを下すだろう。

このことを、経営者たちはすでに読み取っているはずだ、経営者は人体の機械性をよく知っているので、いつもその機械の操作方法を演算している、その操作方法はまさに機械的なものだから、わざわざ頭を捻らなくてもAIが妙案を出力してくれるはずだ/つまりAIが「このように閉じ込めなさい」「このように生殺与奪を握りなさい」「このように共食いさせ、競わせなさい」ということを判断し、結果的に人々はAIの案に基づいて「恫喝」されて支配を受けつづけることになる。
よくSF映画のノリで、AIが自我をもって人類を滅ぼしに来るというモチーフがあるが、これは大いなる誤解に基づいている、AIはただの機械なのだから主体を持つことはありえない、そうではないのだ、AIが主体を持つのではなく人が主体を放棄しているのが真相であって、AIが人格化するのではなく人が機械化しているというのが実態だ、AIが何かをやり始めるということではなく、あなたが何もやり始めないということ/他ならぬあなた自身、機械的なこと以外は何もしないという事実があるだろう、あなたはただ機械的な生きものとしてすべての日々を過ごそうとしており、そのあなたがAIに勝りようがないという事実に直面するときが近づいている。
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