☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
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十七と季節
ていてわかった、彼女は十七歳の春にいるのに、その春風が心身の内へ吹き込まないのだ。
それでけっきょくは、自分が自身の体をセクハラ的に扱い、換金性のアイテムとして用いることしかできなくなっている、それをウェブ発信で広告宣伝しているのだ、友人らと共に並んでスカートを短くたくしあげて。
おそらく彼女は何もわかっていない、一度は与えられた春の風を失ったのではなく、初めから一度も春の風など与えられていないからだ/ただ生きものの本能として、生存有利なほうへ興奮と共に突き出されているだけだ、彼女には名前さえ必要ない。
元高校野球のピッチャーが銭ゲバの爺さんになり、栄光のスター選手は覚醒剤の番長になり、人気者には非行の謝罪を永遠にさせることがブームになり、誰も東京の居酒屋でタバコをぷかぷか、酒を飲むということはできなくなって、子供たちは自分の街へ自転車で駆けていくことができなくなって、何の夢と希望があるだろう? よほど極端な祝福を受けた人しか春の風は吹き込まなくなって、そんな祝福を受けた人は実際には「いない」と断定しておくほうがよいぐらいだ、だいたいそれを「わたし」と考えてとんでもないことになるのだから。

春風が心身の内に吹き込まないので、その眼光がぎょろぎょろ外を見続けている。
たぶん本当に、肌の露出をふやせば、注目を浴びるということ、乳がでかければ注目を浴びるということ、そうしたら生きていく不安にもカネとオトコの予感がするということだけに、本能的に反応している、脂肪とタンパク質のロボットにすぎない。
この春の風が、心身の内に、あるいは魂に直接、吹き込まないか、吹き込まないのだろう、あなたはあなたが調子づくことしか知らないものな/あなたはまるで自由自在に、やりたいようにすることができ、まるで周囲のすべてを操っているかのように見える、十七歳だ、でもそんな顔面操作でそれっぽい表情をするだけで操れるものがあなたの青春の友人たちだと本当に思えるのかい、あなたはすでに太ミミズのように腫れ上がってしまった自分の精神が収まらずうねうね動くことに内心で恐怖を感じているはずだ。
やがて僕のような、余計なことを言い出す奴はいなくなり、それがいなくなれば、すべてのことはきっちり調和を完成させるだろう、それはきっちりと滅亡させられた操りの木偶たちの群れだ、そのときあなたは完全な無謬を得ることになるが、それは電卓のどのボタンを叩いても誤りは起こりっこないということみたいに、すべてのことには何の誤りもないまま、電卓をどう叩いても何の意味も出力されないって状態なんだ、電卓の演算みたいにあなたの性器と乳と尻、あとは蠱惑的な表情に計算どおりの虫たちが寄ってくるということ、あなたは生涯そのことだけに面することになり、しかもその収益だって加齢のごとに減っていくんだ、そのときはもう何がどうなのかを教えてくれる人はあなたに誰もいないんだよ。

この世界に春夏秋冬がなければ、あなたの勝ちだったろうに。

気づきませんか、かつて多くの人々が、春には春、夏には夏を歌ったはずが、今は誰もそれを歌わなくなったということに/そのことを、十七のあなたに、しかも初めから春を一度も与えられなかったあなたに、気づいて知れというのは無理かもしれない。
でも本当は、季節があったし、今もあるのだ、今も本当は季節がある、本当はあなたは僕に文句を言って絡むような少女ではなかったし、カスみたいな男を股間で釣って興奮するような不幸なあばずれではなかった、あなたは本来、季節の神に撫でつけられて、どうしようもなく、ただ汚らしさとは無縁の者だった、今はそれが……あなたはただ、「そんなことはない」と言えるようにならねばならない、何に対抗するのでもなく/この世界の何もあなたに対抗していないのに、あなただけが架空の何かに対抗しつづけるそのことをやめねばならない。
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