☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
<< 女性の欲望には「拮抗する装置」がない4 | TOP | WS報告077(2)/対自存在と秘儀の主人 >>
WS報告077(1)/「公儀の主人」と「秘儀の主人」

儀(こうぎ)というと、聞き慣れない言葉だが、意味はまさかの「中央政府」のことだ、中世・近世までは「幕府」の意味で使われた/「このようなことがご公儀に知られましたら、我が藩は……」というような使い方がされた。
秘儀というのは、何もオカルティックなものではなくて、「公ではない儀」のことだ、究極のところ自分しか知り得ない儀のこと/言ってみれば、自分の夢というのは自分しか見られないので、夢というのは秘儀ということになる、この世で誰も他人が夢についての証拠は持ち得ない。
そして当ワークショップでは、「主体性」ということを重視するので、「主」「主人」ということに追究のメスが入る、「わたしの "主体性" って何? どこにあるの」ということになるのだが、このことを当ワークショップでは「秘儀が自分の主人(主体性)を決める」と表現する。
われわれのやっていることは中央政府とは何の関係もないので、「公儀」のほうは何も関係がなさそうなのだが、ここでは公儀と秘儀を比較することで話がわかりやすくなるのだ、だからわざわざ「公儀」についての話もする/つまりノンフィクション上の主人が公儀で、フィクション上の主人が秘儀だ、そして各人がどのような秘儀をしてどのような主人(主体性)に属しているのかはけっきょく他人にはわからない、何しろ「秘密の儀」なので他人には知られようがないのだ、いくら公開してもそれが本当の秘儀かどうかは自分しか知らないから。

十八歳になると、買ってもないのに選挙権がどこからともなくやってくるし、二十歳になると、どこからともなく納税の義務がやってくる、どちらも頼んだ覚えがないのに勝手にだ、このことを社会契約論という。
選挙権はどこから来た? そして取り立てられた税金はどこに行く? それは衆知のとおり中央政府だ、われわれの場合日本政府だ、日本政府が勝手に選挙権を持ってきて、勝手に税金を召し上げていく、だからこれがわれわれの「主人」だ、公儀がわれわれのノンフィクション上の主人になる(選挙を介して主権は国民にあるとはいえ、実際の主人格を担うのは公儀・政府だ)。
この「公儀の主人」と同じことが、魂においても起こっているのだ、「秘儀の主人」というものにいつのまにか所属していて、その主人が魂に何かを持ってきたり、魂から何かを持ち去ってしまったりする。
公儀の主人がコントロールされていない「ヤバい主人」だったら、実際にヤバいのは誰だってわかるだろう、「今日からこの国は皇帝ネロが治めます」と言われたら超ヤバいのは誰だってわかる、明日にでも税金が十倍になり明後日には百万人が処刑されるかもしれない/それと同じ、秘儀の主人が「ヤバい主人」だったら、魂にとって超ヤバいのだ、サタンやらルシファーやらが主人になって、魂にいくらでも重税や処罰を科しかねない、だから当ワークショップでは「あなたの秘儀の主人はどんな存在か」ということが明るみに出るようなワークにアプローチする、そうでもしないと自分の秘儀の主人がどんなものかなんてわれわれの誰も知らないからだ。

中央政府(公儀)がヤバくなったら「亡命」しなくてはならないように、秘儀がヤバくなったら現在の「国」から脱出しなくてはならない。

他の野生動物がすべてそうであるように、野生の生きものには本来「主体性」なんてものはないのだ、「人」とその周辺だけにそのナゾの現象がある、つまり生きものとしてのホモサピエンスの全身をどう調べても「主体性」なんて臓器はないのだ、主体性という現象は霊魂とか精神とかの不明な空間的事象の中にある/本人の努力で「主体性」そのものは所有できないし変更もできないのだ、主体性の所有と変更を求めるなら本人の意思で "秘儀の主人" を獲得なり変更なりするしかない。
自分の「秘儀」はどのようなものか? それは、ふだん自分がどういったものに力を借りているかを観察することで浮き上がってくる、われわれが緊急時に110番して公儀の力を借りるように、われわれはエネルギーを必要とするとき秘儀の力を借りている、その力を借りている先が「秘儀の主人」だ、自分の魂はやがてその主人の国へ自動的に帰ることになっており、それがどれだけ暗黒と落下の予感をもたらしても、システム上で所属が変更されないかぎりは絶対に逃れられない。

ワークショップ | comments(0) |
コメント
コメントする










| /PAGES |