☆いい女☆で行こう!

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フォルマリズムとすさまじいものはこちら
川たかしが歌う「津軽山唄」がすさまじい(前編はこちら)(後編はこちら)/なんというか、もう鬼神がかっている、こんなシロモノを説明できるボイストレーナーは世界に一人もいないはずだ。
すさまじいと言えば、おれはボブディランのアルバム Desire のLPレコードを持っているのだが、その中の「ハリケーン(Hurricane)」の音がすさまじすぎる、なぜこんな「音」が録れたのだろう? 何回聞いても不思議だ、とにかくすんげえ「音」だ/スピーカーとの相性もあって、アナログだと特に音が「飛び出てくる」ように聞こえることはしばしばあるが、「ハリケーン」については異常だった、音が飛び出してくるどころか物理的に「ギター」が飛び出してきたように錯覚してウオッと実際にのけぞったほどだ、これは録音機材の品質から生じた現象ではない。
他にすさまじいもの……といえば、まあいくらでもあるが、毎回メタルの話をしているとアホみたいなので、今回はふとビリージョエルのエンターテイナーを思い出そう、クライマックスに向かってピアノを弾き語る形になるのだが、こんなものをフツー弾き語りとは言わねえ、通常の感覚だとこれは「誰がピアノ弾いてるの?」となるべきであり、この歌っているヤツがピアノを弾いているというのはウソでなくてはならない、技巧とかそういう次元のことではなく、「そんなふうには演奏できない楽器のはず」と首をかしげてしまう。
あとはテキトーに、バックハウスのベートーヴェンでも貼り付けておくか、「月光」の第三楽章は誰が弾いても忙しいことで有名な曲のはずだが、何かコイツはおかしい、どうしても何か「アンサンブル」を聴いているような錯覚を起こす、右手と左手で演奏しているという感じじゃない/まさかのまさかで優雅に弾きこなすので、ベートーヴェンのデロデロ感がなくなり、ベートーヴェンを誤解させるような演奏になっている、あるいはわれわれがベートーヴェンを誤解しているのであってコイツの認識のほうが正しいのかもしれない。

今さらになって思うが、おれはたぶん「音楽」が好きじゃないのだ、いわゆる一般に音楽と認識されているものに、おれは何ら反応していないのだろう。
おれは若いころのビリージョエルそのものが好きだが、別に音楽が好きなわけじゃない、おれにとっては「音楽」というような分離したシロモノは、けっこうヘヴィな「負担」にしか感じられない/おれは正直者のボブディランが大騒ぎしているのが好きだが、「音楽」については何をどうこうと思ったことはない。
たぶんおれは、そうした「芸術」と呼ばれる一切のことについて、驚くほど "センスがない" のだ/おそらくおれはセンスがなさすぎて、すべてのことを「おっ、またやっているな!」としか見ていないのだと思う、だからおれの書いているこのナゾの文章記事も、何らセンスのシロモノではなく「またやっている」というだけでしかない。
ありとあらゆる「芸術」と呼ばれるシロモノ、そうしたセンスに関わるシロモノは、おれにとって「負担」でしかないのだ/おれにとって「音楽をやっています」という人は、たとえば「セックスをやっています」と言ってはばからない男女ぐらい、何か見せられても不明の負担にしかならない、おれには細川たかしが「民謡をやっています」とは見えないし、マイケルジャクソンが「ダンスをやっています」とも見えない、おれにはそれぐらい "センスがない" のだ。

突然だが、コンテンツ派とフォルマリズム派がある。

突然だが、実はおれは今いろいろあり、巨大な知見を得ているところで、この先を切り開いていく大きなステップに立ったところなのだ、おれはやはり百年前から始まった文学思想、ロシア・フォルマリズムの徒であり、その当時から超意味言語等々、うさんくさいことも言われていたのだが、そのことの本当の解答にたどり着いているのだ、フォルマリズムとか異化とかはそっち方面の人がいくらでも詳しそうにしたり顔で言うが、けっきょくほとんどの場合誰もわかってねえし視えてねえ、おれは百年前から唱えられてグズグズになっていった思想とナゾに対してついに正解を提出する者なのだ、いやあさすが偉大なるおれさまはモノが違うぜ。
フォルマリズムとは「内容じゃなくてフォルム(形式)じゃね?」の思想であり、ロシア・ヨーロッパで問われたこの思想は、西洋人の手ではうまく解答できなかったのだ、その点おれは東洋人だし、フォルムといえば「型稽古」の行き着く先を知っている、西洋的発想ではどうしても「内容に行き着くために型の稽古があるんでしょ?」としか思えないだろう/まあ何のこっちゃわかるわけがない話だが、おれは内容(コンテンツ)が "負担" でしかないという話をしているのだ。
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