☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
<< 「現実的に神がいるか」ではなく、「現実的には神がいる」ということ | TOP | 人が動機ゼロで行動する仕組み2 >>
人が動機ゼロで行動する仕組み
近は聖書ネタが多くて恐縮だ/聖書をネタ呼ばわりすると怒られそうな気がするが、フェアな読み物としてはしゃーないだろう。
イエスをキリストだと認める立場を仮定して、新約聖書を見ると、いつも福音書の後半で「???」となる箇所がある、そのことじたいに追究を進めるつもりはないのだが、とにかく当時の現場の人々は「イエスがキリストだと知っていて処刑した」と見えてならない。
何を指摘しているかというと、当時の現場の人々は、イエスがキリスト(救世主)だと "わからなかった" から殺したというふうには思えないのだ、福音書にそう明記はされていないが(あるいはおれが知らんだけかもしれないが)、要するに当時の現場の人々は「こりゃ救世主キリストだわ、よし殺そう」と処刑したと思えてならない。
ヘブライ聖書世界に生きている人は、救世主を待望していたのだから、それが「よしきた」で、「じゃあ殺そう」では意味不明ということになるが、 "そういうことが起こる" のだとおれは感じている、もちろんこれは教会なんか行ったこともないおれが気まぐれに世迷言をほざいているだけでしかないので、こんな話をヨソのマジメな人々のところに持ち込んではならない。

これは何も、聖書の追究に興味があって書き話しているのではない、そうではなくこの判断と情報が "要る" のだ、何に要るかというとこれから先に万事を説明するのに要るのだ、その予感がひしひし来ている。
つまり、人間は意識的矛盾のあることを、意識的に「おかしい」とは感じずに、まさに「平気」でやるということだ、たとえば「おれはトマトがきらいだ」と言いながらトマトを丸かじりすることはありうるし、「パチンコに行っても損するだけだ」と言いながらパチンコに通い詰めることはありうるということだ。
「待望の救世主キタコレ」と言いながら救世主を磔にすることがありうるし、そうして処刑しておきながら「やっぱり救世主だったぜ〜ヒュー」みたいなわけのわからないことを言うことが、人にはありうるということ/それはまさに、悪魔に魂を売り飛ばしてしまったということなのだろう、イスカリオテのユダだってぶっちゃけ「お前が裏切る」とほとんど宣告されながら、そのままヌケヌケと裏切ってキリストを敵方に売ったのだから、やはり悪魔が魂を買い上げたら当人の意識と当人の行動はほとんど無関係になるのだ、そのとき意識的にそのことを「おかしい」と感じることさえなく、ただ目つきのおかしいつまりは "悪魔の傀儡" が実際にありうるということになる。
権威で商売をしていたパリサイ派が、キリストを名乗る人気者イエスを憎悪するのはわかるが、実際に磔にして槍でグサッとやるローマ兵士(ロンギヌス)にとっては、キリストを憎悪する理由はまったくないはずだ、しかし何か処刑の現場はそうした人々がイケイケのムードだったというような記述がある/ローマ兵が何ら憎悪する理由がない待望の救世主をイケイケ気分で磔にするのはわけがわからないが、逆に「つまりそういうことが起こる」という記述を成り立たせるために、まさにそういうことが起こったのだと思う、まるでわけのわからない言いように聞こえると思うが、それはつまりわれわれが、人の行動について「わけがわかる」と前提していることが誤りだということなのだ。

人に「動機」はなく、動機を放棄したのは根源的な "恐怖" によってだ。

ふつう、そこに集った兵士まで含むすべての人が、「この方は待望の救世主だぜ!」と思っていれば、いわゆる「動機」のメカニズムによって、「みんな、磔はやめてこの方を解放しようよ」というほうへ物事は動きそうなはずだ、けれども「そうはならない」ということが事実として刻まれたのだろう/そんなもん、たとえば今のアメリカの情勢において、「黒人の差別と貧困がひどすぎる、おれたち黒人は……白人の家を雑巾がけしよう」とはならないはずだ、それが一般的な「動機」のメカニズムだが、必ずしもそうではないのだ、人はある種の恐怖によってそうした「動機」のメカニズムをまるきり悪魔に売り払うことがある。
それはまあ、逆のパターンもあって、逆に神にすべてを捧げた人があれば、やはりその人も「動機」というメカニズムは放棄していることになるだろう、だから右の頬を打たれたら左の頬も差し出すという、「動機」としてはおかしい行動に出ることがある/われわれ東洋人は文化的にうっすら知っていることだが、人がしょせん「動機」にもとづいてやるようなことは、何であれつまらないものにしかならない、すごい善行でもひどい悪行でも、人が「動機」によって行うことはすべてどうでもいいことでしかない。
正しく見ないとな | comments(0) |
コメント
コメントする










| /PAGES |