☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
サーキットでの事故は遅い奴の責任
リバリやることに意味はない。
にもかかわらずバリバリやります。
それは単純に、意味を超えるということだから。
人間は誰しも、人間が意味を超えるところを見たいものです。

他人ができることを、自分ができると思わないこと。
自分には「できない」ことを知ることが、他人を尊重するということにつながる。
サーキットに次々と乗用車が乱入したら、サーキットは消え去り、すべて渋滞するただの道路になってしまう。
サーキットでの事故は一般道とは異なり、"遅い奴の責任"だというのに、それを知らないままサーキットに乱入してはいけない。

アクセルの理由がある。

一般道は「移動」に使うものだけれど、サーキットのゴールはスタート地点だ、どこにも移動しないので、サーキットには特別なアクセルの理由がある。
バリバリやるのは、それをすでに始めてしまったからであって、それ以上の意味はない、これが唯一の方法。
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あなたは今、「何の時間」を生きているか

なたは今、「何の時間」を生きている?
われわれは、日々を健全にするためだけにも、自己の前進をしなくてはならないが、前進というのも「こうなりたい!」というだけでは進めない。
あなたは今、「何の時間」を生きている?
通勤の時間なら通勤の時間、受験勉強の時間なら受験勉強の時間で、それが「○○の時間」ということはとても大切なのだ、それが失われたとき人はいつのまにか進めなくなっている。

たとえば、あなたは「拡大」しろと言われても、「えー、よくわかんない」と否定的に答えるかもしれない。
でも、「あなたは今、"拡大の時間"を生きなさい」と言われたら、「"拡大の時間"ですか」と前向きな実感を思案することができる/"拡大の時間"……。
われわれは実は、キモチの切り替えなんてできなくて、できるのは時間の切り替えだけだ、今生きている時間を「○○の時間」に切り替えることだけができる(「時間」というのは実物だからだ)。
修行の時間、上昇の時間、静養の時間、拡大の時間、挑戦の時間……それら「○○の時間」を捉えることで、人はようやく主体的に動けるようになる。

出会いやセックスは、拡大の時間の道ばたに咲く。

出会いに執心する女や、セックスに執心する男はキモチワルイのであって、そうではない、拡大の時間を生きているもの同士なら、いつの間にか出会っていつの間にかそういうこともしたねということか付随するというだけ、われわれは執心「プレイ」に耽るほどヒマな時間を生きてはいない。
仕事であれ学問であれ、友人であれ芸術であれ、それ自体がテーマになるなんてヒマなことはわれわれにはない、「拡大の時間なので」と生きつづける勇ましさの周囲に、すべてのことが見逃されず息づき始めるだけだ。

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胸を打たれる人、打たれない人
い空と、青い海に、胸を打たれる人がいる。
が、一方で、実はそういったものに胸を「打たれない」という人もいる。
これらの差は、ささやかなようでいて決定的だ。
胸を打たれる人と、打たれない人とのあいだで、何かが通じ合いやりとりされるということはけっきょくない。

何か「わめく」人がいて、あるいは反転してむっつりと「押し黙る」人がいる。
どちらも騒々しくてかなわないが、僕には彼らが「胸を打たれていない」と見える。
胸を打たれていないと、さびしいので、何か強い主張を持ったり、何かをむさぼったりしているが、それにしたって誰も何も胸を打たれていないのは変わっていない。
胸を打たれる人がいて、胸を打たれない人もいる/人が事情により、胸を打たれない人に転向することはよくあっても、その逆、胸を打たれる人に転向するということはほぼない。

胸を打たれる人、打たれない人、互いにどうか尊重を。

胸を打たれない人は、打たれない人の事情がきっとあり、胸を打たれる人は、そのとき貴重なものがきっとあるのだ、そのときわれわれに何ができるかといえば、互いを「尊重」するしかできない。
どちらも、時計とカレンダーの上では同じ時間を過ごしていて、互いにそれを台無しにしないためには、互いにそれを尊重しあうことだ/僕には青い空と青い海を見に行く用事があって、そこにわめかない人・押し黙らない人を同道に得るのは僕にとって大切なことなのだ。
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グッドラックパーティ
ーティに来る人は、やれ東大卒の元テレビウーマンだったり、音大卒のエステティシャンだったり、慶応卒の帰国子女だったり、正看護師だったり現役の国立大生だったり、公務員だったりする。
つまり、言い方は悪いが、いわゆる「底辺」の性質がまったくない、これは単純にすばらしいことだ。
そして一方で、僕が知ったのは、これら本来「優秀」な人たちが、やはり「それだけでは納得して生きてゆけない」ということだった、そこに僕がでしゃばる余地があった。
「優秀」ということは、生きる上で「有利」ではある、けれども「有利」はイコール「獲得」ではない、ある女性は「このままじゃお先真っ暗なの、自分でもわかるのよ」と言った。

自分が生きる時間を、問答無用に「かけがえのない何か」にしたい、最近の僕の言い方で言うと、それは「いくら優秀で充実していても、代表作にならなきゃ意味がない」ということになる。
そういうことならそういうことで、真正面から向かうのも悪くないじゃないか、と僕は思っている、少なくとも僕自身がそこへ真正面から向かうことで、それを見物する人は自分のことへの参考にできるだろう。
僕は、出来のいいものを作りたいわけではないし、出来のいい人間になりたいわけでもない、ただまぎれもなく自分の生きた時間を得ていたいだけだ/こんなアホなことに正面から向かう奴は少ないので、僕がでしゃばる余地があったわけだ。
それら本当の意味で「成功」しないといけないわけだが、そうなるとつくづく、最重要で必要なのは「幸運」だということになる、幸運が全てを決するだろう。

幸運を与え合うのでなければ、友人ではいられない。

われわれがカミサマを見られるとしたら、それは幸運によってでしかありえないし、われわれは性欲でキスをしたいのではなく、幸運に口づけをしたいだけだ。
そして、どれだけ底辺性がゼロで、優秀さや美貌を持っていたとしても、かけがえのない時間へ至れる「幸運」が得られるかどうかは別だ、そこにやはり僕がでしゃばる余地があった(今月もよろしく)。
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骨の髄まで震えてからのこと
放送で、NHKの特集「ニッポンの家族が非常事態!?」がやっていたので、その後半をチラリと観た。
内容は、申し訳ないが、この世のものとは思えないとんでもないアホの内容だと僕には思えた。
「オキシトシンホルモンを点鼻薬でブチこめば夫婦円満!」というような、ヤク中のススメとしか思えないようなヤケクソの内容だったから、さすがにそれがヤケクソな結論だというのは、製作者側もわかっていると思う。
もし人間が、精神や文化を持たない家畜の群れにすぎないのだとしたら、確かにオキシトシンをブチこんで解決ということでいいだろう、だがそれには人間の尊厳を根こそぎ破壊するというのが大前提だ。

僕はこれまで、いろんな人と暮らしてきたけれど、その中で「ストレスを覚える」なんて対象になったことがない。
今だって、誰のところに遊びに行ったって、帰り際には「えー」とおおげさに言って引き留めてもらえる、「もう少しいようか」と言うと「やった!」と言ってもらえる。
このことに関しては、「そんなに甘くないんだよ」と、さすがに僕にも自慢させてもらいたい、僕は自分の愛される・愛されないに容赦なく向き合ってきたのだから。
よもや多くの人が、実は「パパキャラ」と「ママキャラ」をやっているだけで、本当には何も成立していないなんて考えもしないだろう、そんなことは誰も考えなくていいが、もし「本当のことを」と望む人があれば、その人は本当のことを考えなくてはならない。

「砂糖を入れたら甘くなるって、人間はそんなものじゃないのよ」と友人は言った。

人間を、オキシトシンとかテストステロンとか、ホルモンデータで量ろうとする尊厳の侮辱が、逆に最大のストレスをかけあっている、これは「怨み」と「憎悪」を呼び、内在的に殺し合いの欲求を高めているだけなのだ。
人と人が向き合えば、オキシトシンが増える? それはそうかもしれない、だがそれは向き合って骨の髄まで震えてからのことだ。
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あなたの「代表作」
「青春」はふつう、誰にとっても、自分が生きる上での「代表作」になる。
「代表作」になるべきだが、残念ながらそうはならない場合もある。
友人は、「代表作、と言われると、とてつもなく怖い、何かが怖い」と言った。
人間は、髪形をヘンテコにして、タトゥーを入れたり、ピアスを無数に空けたり、奇抜な服装をしたり、わけのわからん言行をしたりできるけれども、そんなことをいくらやってもそれらはその人の「代表作」にはならない。

「代表作」を問われることは、とても厳しいことで、それだけその人間のど真ん中を射抜く問いだ。
いくら「充実」ということを蓄積してみて、その写真を大量にアップロードしてみても、それらは決してその人の生きた「代表作」にはならない。
「代表作は?」と自分に問いかけて生きることは、とても厳しいが、とても有益なやり方だ、実はこの「代表作」に向かう人間とそうでない人間には大きな差異が生じる。
人間は、自分の生きる「代表作」に向かわない限り、ある機能のスイッチが入らないのだ、人間は己の「代表作」に向かわないかぎり根本のスイッチが入らないようにできている、このスイッチを入れずに努力することは初めから当人を徒労に苦しめる行為になる。

あなたの「代表作」が、あなたの歴史だ。

あなたはどんな時間を生きてきた? どんな情熱とどんな愛の時間があったか、そこにずばり代表作を提出できる人は幸いだ、たくみに弁解するなんて余計なことをせずに済む。
あなたがあなたの生きる時間の「代表作」に向き合ったとき、あなたの内で重大なスイッチが入る、このスイッチなしに人は何かをまともにするということはできないのだ。
 
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「楽しいこと」は、「面白く」はない
極僕は、「楽しいこと」が好きじゃない。
なぜかというと、僕が「楽しい♪」となっていても、それを見ている他人からは何も面白くないだろうからだ。
楽しがっている人なんか見ていても、面白いはずがない、それよりは「明らかに危険ですが、噴火口のすぐ脇まで降りてみます」と冒険に踏み出している奴を見ているほうがずっと面白い。
何であれ、希望のあることにヒーヒー言っている人のほうが、見ていて面白いじゃないか、僕は自分が「楽しい」からといって、面白くない奴になりたくない。

同じ見ているなら、キツくてヤバそうな冒険に深入りしていく人間を見ているほうが面白い。
これはつまり、「楽しい」ということは実は「面白くない」ということなのだ、仲良しグループの他人が行った温泉旅行の話を聞かされても何も「面白く」はない。
だから僕は、「楽しいからみんなおいでよ」と勧誘するような、サークル活動のようなやり方はしたくないのだ、それよりは「この人面白いな」と、勧誘するのではなく"惹きつけて"いたい。
僕はよく、無精ひげプラス、洗っていない髪の毛がネトネトの状態で、死にそうな顔でみんなの前に出るが、そのとき別に軽蔑はされない、「相変わらずですね」と面白がってもらえる/おれが美容院めぐりに「楽しそう」だったらみんなガッカリだろ?

「楽しい」ということを、実はあなたはそれほどよろこばない。

もちろん「楽しい」ということは、それなりにうれしいのだが、本当にこころの底からよろこぶというほどのことではないのだ、「楽しい」ということは今日と明日の活力にはなりえても、明後日までの動機にはなりえない。
冒険のほうが見応えがある、そして女性は「楽しい」というだけの男性を、ありがたくは思うだろうが愛しはしないだろう。
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大変なことばかりで、大切なものがない

とえば母親が精神病に罹ったりすると、それは大変なことであって、対処に時間もお金もかかるし、心労も少なからず発生する。
そうした、大変なことがあるケースにかぎって、家族にとってその母親は「大切なもの」でない、ということがあるものだ。
どの仕事だって、仕事をしている人は大変なのだが、真の問題は、その大変な仕事をしている人が、その仕事を「大切なもの」と思えないでいる場合だ。
大変な思いをさせられているのに、大切なものが何一つ得られないという、この不毛さが人を荒廃させていってしまう。

きっと有効なことは、「大変なこと」に心を割かないことだ。
人は、自分が虚しく生きていると思うのがイヤなので、何かにつけ身の回りの出来事に「注目」する習性がある、この習性をコントロールする。
「大切なもの」がない人は、何か「大変なこと」があると、それを「大変」という理由だけで注目してしまうが、それは無意味だし疲れるのだ、わざわざ自分の心労を拡大していることにしかならない。
一方で、どれだけ小さくとも、何か「大切なもの」と思えることがあれば、せめてそちらに心を割くべきだ、世間ではスキャンダラスなニュースがさも「大変なこと」というふうに報道されるが、それらの何一つをとってもあなたにとって「大切なもの」ではありえない。

ぜひ当ブログを、「大切なもの」のひとつに。

いや冗談ではなく、そこにわずかも大切さが感じられないのなら、こんなところで時間つぶしをしているのは不毛なのだ、あなたはなるべく少しでも「大切なもの」に自分を向かわせねばならない。
もしあなたが、自分の四方を見渡して、自分の「大切なもの」がまるで見当たらないのだとしたら、それはちょっとあなたが考えなくてはならない、ヘンなことをしているのだ、ごくフツーにしているつもりがいつのまにか。
 

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「そりゃこんな人、守るでしょ」と笑ってくれた
ぅ、ちょっと休憩。
よくよく考えれば、僕の側には何の問題もないのだった。
周りに合わせて書いているのだが、けっきょく周りのことなんてどうしようもないというか、本当はよくわかっていないので、周りのことなんて僕には何をどうしようもない。
僕は、好いてくれる人もいるし、いい人といい思いをしたいというだけで、そして今日も新しくそれが可能だというだけで、それ以上の何があるわけでもなかった、僕にはハイレベルなことはよくわからない。

体調の悪い日なんかが好きだ(と思ったがこの話は長くなるのでやめよう)。
僕の記憶にあるかぎり、まともな女性は、すべからく直観的に、会うなり僕のことを守ってくれようとした。
なぜかわからないが、女性は直観的に「そりゃこんな人、守るでしょ」と笑ってくれる様子だったので、よくわからない、たぶん僕はそれぐらい弱い生き方をしているのだろう。
弱い、というのが僕自身にぴったりくるし、僕を直観的に守ってくれようとした女性はすべて素敵だった、それは向上心とは何の関係もないことだ。

守ってくれようとした女がいた、それでいいじゃないか。

それが何なのか、ということは、たぶん他の誰かにはわからない、他の誰かはまた別の人生を生きているからだ、他人がどう生きているかということは、けっきょくわからないので、自分の生きることにはあまり関係がない。
守ってくれた人に特に感謝があるわけでもないので、守ってくれない人に特に非難があるわけでもないが、ただ守ってくれた人は何かが無性にうつくしかった、僕には理解や納得や向上やエンジョイが「うつくしい」とは感じられないでいる。
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進む力2

「進む」ことを選択していないただの努力ふうは、すべて茶番に終始するだろう。
人間にとって、停滞は恥ではないが、茶番は恥だ。
世の中のいくつものことは不可能に見える。
だが「進む」ということを前提にすれば話は別だ、「進む」という選択において人間はまったく異なる力を得る。

進み続ける者は、いつのまにか学問を得る。
進むという選択がない者は、ただ知識だけを増やして、よくわからないで微笑んでいる時間を過ごすだろう。
人間に成長は必要なく、成長というタテマエはしばしば進もうとしない人間の逃避先になる。
真に進もうとしたとき、人はなぜか自分が得るべきものを知っている、その得るべきものを教えてくれる大きなはたらきを英知と呼ぶ/わたしは英知の人になりたかった。

誰にでも未来はあるが、進むのは英知ある人だけだ。

死刑囚が、絞首の縄を前にして立ち止まらず、「自分の足で歩かせろ」と叫ぶとき、人は英知において「進んで」いる。
アメリカのいいところは、地獄を知っているところだ、日本の平和ボケのよくないところは、人を天国に鎖でつないでおこうとするところだ/進むというのはその鎖を断ち切ることだ。

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進む力

「進む」ということにはスリルがある。
「がんばる」というだけではスリルがない。
いくつかの楽しいことは人を励ましてくれる、かに見える。
だが「癒やし」の効果は、いっけん人を励ましているかに見えて、実は人から「進む力」を奪っている。

「進む」ということが何なのかは、よくわからない。
けれども、「進む」ということは直観的に知っている。
「進む」ということには何の安楽もない。
「進む」ということには、美と荘厳がある、どこに進むかということに関係なく。

進むということは、友人を失うことであり、友人を得ることでもある。

進んでしまったら、何かとは遠くなり、何かとは近くなるものだ、それは切なくもあるがうつくしくもある、しょうがないことだ。
進むということは、有益ではないのかもしれないが、そういった有益・無益の打算から離脱すること、そこに美と荘厳がある/進むときうつくしくない人間はいない。

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コツは他人を理解しないことだ

ツは他人をよく見ることだ、そして他人を理解しないことだ。
他人を理解しないのはいいことだ、自分も誰かに理解してもらおうなんて最悪の発想をしなくてすむようになる。
何事もうまくやれ、人間は、セックスか、何か聖なるものを掴んでいないとヒドイことになる。
イマジネーションを膨らましている連中がいる、あれは、イマジネーションが膨らむたび、ペニスやヴァギナがしぼんでいくんだ、時間をかけたイマジナリーな自殺と言っていい、そういうものを見つけたらそっとしておくんだ。

誰かが誰かを評価したり、評価されたり、そういうことで人は時間を無駄にしていく。
関わったらだめだし、かといって逃げてもだめだ、しなやかにやるんだ、しなやかってことは、いざ殺し合いになったら勝てる、殺せるってことだ。
やさしい人間になるのも悪くない、だが本当にやさしいということは、誰のトクにもならないのにやさしくしてやるということで、そんなことが本当にできる奴はそうザラにいない。
本当に賢い奴の話をよく聞くんだ、本当に賢い奴の頭の中には、ideaがあふれている、やつらはideaについてはリッチだから、お前にもバラまいてくれるだろう、それは若いうち本当に役に立つんだ。

化粧をして出かけろ、それは男に、精子じゃなくてideaを求めるサインだ。

生きていくideaをもらえるなら、セックスは悪くないだろ? まともな連中は、セックスをブリッジにして生きていっている、人間として最も虚しい生き方は、セックスがゴールなんだというフロイトのような妄想にとりつかれることだ。
週刊誌は、世の中を戒めてくれている、ここに書かれるような奴にならなきゃだめなんだって、これを購読する人間になることには何の意味もないって教えてくれているんだ、だからみんなカネを出してそれを買うんだ。

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ヘイ、カリータ
イ、カリータ、いつからお前はそんな言い訳グセの人間になっちまった?
悪いガスでも吸い過ぎたんだろ、まるで「何かいいことあるさ」なんて言いたがっている顔に見えるぜ。
そんなにオトモダチがほしくなっちまったのか? そういうことを最もきらっていたんじゃなかったのか、もう戻ってこれなくなっちまったのか。
クルマで走るのも楽しくなくなっちまったのか、そんなお前には永遠に間違っていると言い続けてやるよ。

ヘイ、カリータ、お前のことはどうでもいいが、若い時間なんて短いな。
誰にも負けないように生きてやる、そうやって生きている奴は現実にいる。
カリータ、お前は現実逃避しているだけなんだぜ、お前がしたいのは投資じゃない、おれたちに必要なのはボロもうけだろう?
学校の教師にでもなっちまったのか? お前はあのとき、クラスメートの女を全員レイプしてやるといった、そして給食にヤクを仕込もうとして必死だったな、あのときのお前のほうがはるかにマシだぜ。

カリータ、この世にいい人なんているわけがないだろ!

おれたちに必要なのは、いい人じゃなくて、いい思いだろ、お前はスピーカーで音楽を聴いて余生を過ごすつもりか?
カリータ、お前とはここでバイバイだ、お前はスーパーで特売のバナナでも食って過ごすんだろうが、それでもおれはお前の幸せを祈っているよ。
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赤い空の下で

れたちは何よりも、あいつの声を信頼した、これは誰に話したってわからないことだ。
あいつはクズだったが、誰よりも信頼できた、おれはあいつのことを悪く言うが、他の誰かがあいつを悪く言うことは許さない。
おれにもわからないところがあるように、あいつにもわからないところがあった、おれたちはまともに話し合ったことは一度もないが、おれたちは認め合っていた。
おれはあいつのことを思うと、いろいろ忙しいと思える、誰にわかってもらえることでもないが、誰にもわかってもらえないことだけに価値がある。

誰でも見上げたことがあるように、おれは工場プラントの煙の合間から西の空が赤く焼けるのを見た。
それは何とも言えない気分だった、アゴについた油とか汗とか、クソなものばかりだったが、クソの中で生きることに問題はないと思えた。
おれは誰とも話し合わないが、話し合いは、必ず殺し合いになってしまうからだ、話し合いは必ず戦争になる、だからやめようってあのとき赤い空の下で思ったんだ。
おれは大金持ちに会ったことがある、不思議なことに、おれのこの話をしっかり聞いてくれたのはあの大金持ちだけだった、あいつはカネはくれなかったが、わりとふつうにおれと同じ地べたに座ってくれた。

おれたちは大金持ちと通じ合っている。

たぶんあいつも、あのとき赤い空を見ていたんだ、おれにとっては油と汗がクソだったが、あいつにとってはカネがクソだったのかもしれない、そういうわけのわからないことが他人にはきっとある、そういうことの中でおれたちは出会った。
おれたちに共通していたのは、微笑んだりはしなかったということと、ホモセックスを考えたりはしなかったということだ、おれたちはわけのわからない育ち方をしてきたが、人間らしい生き方をしてきた。

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くだらないことにとらわれろ
しさにとらわれるな。
感情にとらわれるな。
もっとくだらないものにとらわれろ。
行き場のないアメリカ人のようにだ。

コカコーラとペプシコーラを識別するな。
きれいなねーちゃんが自分に好意を持つか否かを識別するな。
もっとくだらないことにとらわれろ。
たとえば「おれはこの街に生きているんだ」というような、もっともくだらないことにとらわれろ、それはいい妄想なんだ。

三本の矢をまとめて、折れてしまった、それがオレさ。

何十年も、美少女におしゃぶりしてもらうことにあこがれてきて、そのためになら西田幾多郎だって読んだ、何が幸福だとかそういうことは考えたことがなかった。
誰かがオレの何かを指摘したとしても、それが当たっているのは、単にオレという的がデカすぎるからさ、オレに対して当たらない指摘なんてないんだ。
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茫漠エンキリ

めているものと縁を切れ。
あなたの見えているものにあなたが真に求めるものなどありはしないから。
そのとき茫漠とする、それを夢中という。
わかりやすいものであなたが満たされたことはなかったろう/わかりやすさでその日を過ぎることにしかならなかったろう。

夜な夜な、わからないものが急襲する。
それが「迫力」であり、夜のとばりである/しかしなおもあなたは失われない。
あなたの求めていたわかりやすいものなんて実は何でもなかったじゃないか。
恐怖ほどの美がなければ何にもならない。

言語でない、潮風や東風、女性の膝と膝のあいだなど。

飛び交うサンスクリット文字、ヒンディー語、計算外の数式と五線、星空と地表のあいだにそれだけのものがあると、元々知っていたことじゃないか。
求めていたものと縁を切った、するとたちまち東西南北は無限の方向を顕し、人々にとてつもない個人を与えるのだ、それは毎夜のことだ。

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(夏の宵)
の宵
雨風にディーゼルエンジンの熱煙る、走り抜ける
音色に潜む甘露ヴァイオリン
蒸気上昇する/雨滴落下する

夏の宵
狂騒剥離する
商店街覆う大樹クスノキ
鼓膜は誤解の装置/混乱が真実の装置

大気熱り、良夢吸収する

ごろごろした夏の現実浮きでる
人の夢はここにあるのです
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ダンジョンに入ったことがないのでは?
物は常にダンジョンの最奥にある。
ダンジョンに入ったことがないのでは?
レベルが低いと迷子になって魔物にやられて行方不明だ。
ダンジョンに入り、数々の魔物を人の手で打ち倒せ/その最奥には、たいてい巨大な魔物が潜んでいるけれども。

ダンジョンを踏破していない人を「明るい」とは言わない。
平穏なフィールドに宝物はないし、地図上を行くのを「冒険」ともいわない。
しかし、ダンジョンは明かりもなく地図もなく、湿度とグロッタに満ちて、通常は立ち入り禁止だ/それでもなお踏み入って勝利し、帰還してくる人を「勇者」と呼ぶ。
残念ながら、予定されたクエストに冒険はない、街の人に背を向けてダンジョンに踏み入ること、それが唯一勇者への道筋なのだ。

あなたがどうしたらいいか、街の人が知っているわけがない。

ドラクエをやったことがない人でも、宝物がダンジョンの最奥にあることぐらい見当がつく、そして「街の人」がダンジョンの最奥を知っているわけがないというのも見当がつく。
ダンジョン内は孤独だ、街の人は「やめておけ」と言うだろうし、僕だって他人事なら「やめておけ」と言うだろうな。
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夏の夜の夢

の陽気が悪夢を払ってくれるようだ。
夏の夜ってホントいいよね。
友人と、「この世には、ごくまれだが、"マジに"能力のある人がいる」と話した。
名前を知らない花の香りがしていた。

「その、"マジに"能力のある奴になりたい」「そのことに挑戦する権利は誰にだってある」と話した。
「ほらどけ、おれにやらせろ」の一言ですべて片付いてしまうような奴が実際にいるのだ。
「実は、ほとんどの人は、自分の本当にやりたいことに一度も向かわずに死んでしまうのでは?」などと話した。
地中におけらが鳴き、夏の夜には生命そのものの力がある。

「強さ」が信じられる。

強さに向かう人だけが、本当に何かを信じている。
弱さを肥大させようとする人は、何かイカサマをしているね、人が弱さに向かっていい「文化」なんてないのだ。

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届けば様子をうかがわない

代、人は人を疑わざるをえなくなった。
疑うようになるとどうなるか/人は人の「様子をうかがう」ということをやりはじめる。
様子をうかがうということは、すでに人間のやりあいではない。
人にきらわれたっていいじゃないか、腹の底、ヘソの下で何かを信じれば、様子をうかがう余地なんかないはずだ。

話はしばしば、相手の言語野に向けては通じない。
そんなことは大前提だ、様子をうかがう必要はない、どうせ言語野で通じてはいない、だが腹の底で届く何かがある。
それは爆発的なものだ、爆発は、相手にぶつかってしまうと戦争になるが、そうでなく届くときは歓喜に作用する。
人にきらわれるなんて、たいしたことじゃない、きらわれてもかまわない、ただ届いていないというのはいけない。

腹の底で届いたら、もう様子をうかがう必要はない。

僕のことをきらう人、あるいは好いてくれる人、いるのかいないのかわからないが、好きかきらいかなんて様子をうかがっていないとわからないことだ。
誰だって、別に好かれるために生まれたわけじゃない、様子をうかがうために生まれた人はいない、様子をうかがうという便利な方法は、便利なだけに間違っているのだ。

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