☆いい女☆で行こう!

   〜オトコ視点からの、恋愛の知恵ノート。 Copyright 2007 Quali,
言葉は要る
葉は要るんだ。
別に恋あいに限らず、仕事でも夢でも、"自分のする本当のこと"には全て言葉が要る。
たとえば、「海」という言葉なしに、みんなで海辺に集合できるか?
言葉は、「連絡」のときに要る、そして連絡はとても大事なことなんだ、人との連絡、および自分への連絡として。

言葉が役立たずのように思えるとき、それは言葉のせいではなくて、言葉が使い古しの老朽品だからなんだ。
だから、それを洗い直し、最新式のよく使えるやつに買い換える必要がある。
その洗い直しと、最新式のリリースをするのが、たとえば僕の役割だ。
「好きです」と、告白する前に、こっちへおいで、「好き」の洗い直しと最新式のリリース情報を教えて差し上げるから。

使い古しをプレゼントにする人はいない。

これまでに使ってきた「好き」を、使い慣れているからって、大切な人に投げてはだめだよ、そんな使い古し。
「好き」を彼にあげるなら、新しい「好き」を買っておいで、開封したことのない新品をプレゼントしないと失礼だよ。
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話す機会がひどく足りていない
るほど、「好きです」と言うのに数が足りていないのだ。
たとえば本を読むのって一回読んだら終わりか、違うだろう。
繰り返し、繰り返し読むんだろう、同じ本を、同じ語りかけを受けるために。
抱かれながらでいいから、「好きです」と、繰り返し言う数が足りていないんだ、だから心と言葉がつながっていない。

話すこと自体の数が足りていないんだな。
だから何を話しても言葉がヘロヘロの人がいるんだ。
一回話したから、情報伝達して終わりか? そうじゃないんだ、何度でも話すんだ。
全ては心の問題か? それはそうだけど、少し違う、まず"自分を自分の心につなぐ"ために、同じことを何度も繰り返さないといけないんだ。

「好きです」と言い終えたら、次は、「好きです」と言え。

「読書百遍、意おのずから通ず」といい、これは「四の五の考えこむな、百篇読めばこそわかってくるのだ」という意味だ。
言葉を言うのでも、その言葉が何を意味するのか、初めは心につながっていない、それを百遍言い続けないと、心につながった言葉として言うことができない。
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「愛し合う」と「ラブラブ」
葉はその人間が向き合っているものから出てくる。
たとえば「うざい」と言う人は、そういったものと向き合っているからそういう言葉が出てくる。
貧しい言葉が出てくる人は、貧しいものと向き合っているから、そういった言葉の使い手になる。
かといって、貧しいものと向き合ったまま、言葉だけ上等にしたって、インチキだとバレるから、面接にも落ちるし、異性にだってフラれるだろう。

「愛し合う」なんていうと、現代ではクサくて、「ラブラブ」ぐらいが適切だと感じられる。
でもそれは、ただのウソで、本当は「愛し合う」ということに向き合っているかどうかの問題でしかない。
老婆心、現代で、クサくないように、適切な言葉を……というやり方をしていると、結果的にひどい目にあうぞ。
何しろ、その適切な言葉は、安っちいもので、安っちいものと向き合ってしか、似合わないからだ、その自己誘導に十年後に気づく。

知識は言葉の"型"しかくれない。

心を流し込むのに、「愛し合う」ではなく「ラブラブ」のほうに流しこんだんだろう、ただそれだけのことだ。
上等な言葉が、クサいというわけでは本当はなくて、ただそれに向き合うのが難しいだけだ、それで安易化された"型"へ代用に逃げる。
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色気の無い女は気持ちが悪い
気というのは、その字のとおり「気」のひとつだ。
「気」には力があり、それを「気力」というが、色気が無いなら、そのぶん人は「無・気力」になる。
「わたし女捨ててるからぁ」と、声の大きい人は、気が強いのではなく、無・気力だから「気張っている」だけだ。
気力は、意地になっても回復しない、「気」と「意」は性質が異なり、「意」は頭に来るもので、「気」は身体に起こるものだからだ。

別に色気でなくても何でも同じだ。
勇気、陽気、本気、元気、精気、英気、殺気、和気、暢気……それぞれの「気」には「力」がある。
無・気力に陥った人は、同じく無・気力な何かに慰められるだろう。
たとえば、ボーカロイドには、音楽はあっても気力は無い、ボーカロイドは気を持った生きものの声ではないからだ。

気持ち/あなたは何の「気」を「持って」いるか。

色気という「気」を、ひとつ持っていないなら、気の所有が不具だなということで、「気持ちが・悪い」となる。
色味の悪いほうの気を持ってしまっている場合、「気色が・悪い」「気味が・悪い」となる、これらは感覚の用語であって感情的な用語ではないんだ。
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俚亜充
「マジで」「やばい」「うざい」、こういう言葉をどうしても使ってしまう。
この、"環境的にどうしても使ってしまう言葉"のことを、俚言(りげん)という。
さて、「リア充」と、最近はよく言うけれど、そんなものは"予備的"な充実でしかないと、誰もが知っている。
それで、当て字にすると、「俚亜充」と、ただの悪口にせよ、これ以上の当てはまりはない、壁の落書きにありそうな字面だ。

環境的にどうしようもないところがあるけれど、あなたはこっそりこのことを知っていていい。
「マジで」「やばい」「うざい」、これらは少なくとも最先端の用語ではない。
その証拠に、あなたはニューヨークでもパリでも、日本語を請われたとして、そんな言葉は使わないだろう。
環境が作り出した言葉で、性質としては一種の田舎言葉なのだ、だから先端の京でそんな言葉は使わない、これを俚言という。

あなたは田舎言葉を嫌っているはず。

特殊な閉鎖環境だけで通用する言葉を、口調を、その湿っぽさから嫌っているはずだ。
「マジで」「やばい」「うざい」、そう言っていると"今風"に聞こえるけれど、それが拓けて最先端であるというのは錯覚だ。
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賢い女に見せる方法
「好きなテレビは?」「好きなテレビ番組は?」
これだと、後者のほうが賢そうに見える。
なぜなら「テレビ番組」と言うほうが言葉として正確だからだ。
言葉というものは、難しく使うのでなく、正確に使うほど、人から賢いと思ってもらえる、ものすごい効果があるから、使っていくとトクだ。

「クツは下駄箱へ」「履物は下駄箱へ」
これもやはり、「履物」のほうが正確だから、後者が賢く見える、履物はクツとは限らない。
「24日、クリスマスのデート」よりは「24日、イブのデート」のほうが、正しいので賢そうに見える。
「仕事が長引いてね」より「業務が長引いてね」のほうが賢いし、「電気つけて」より「電灯つけて」のほうが賢い、まあ実はすごくたくさんあるんだ。

メール文面がダサいときは、必ずどこかが不正確。

不思議なもので、文面の「どこ」とはわからなくても、どこかが不正確だと、漠然と「まぬけ」という印象を、人は受けるのだ。
まるで女性がする装いのおしゃれみたいにだ。
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イケメンという侮辱
ケメンに、「おいイケメン」と呼びかけてみる。
やがて殴り合いのケンカになってしまうだろう。
なぜイケメンと認めているのにケンカになってしまうのか?
それは「イケメン」という表現が土台を軽蔑・侮辱にして成り立っているからだ。

「リア充」「婚活」「リア友」「女子会」などもそう。
軽蔑的なゴシップ雑誌の精神が土台でないと、そんな言葉は使えない。
ためしに、「リア友とリア充でよかったですね」と言ってみると、その内容が侮辱だとわかる。
男性の尊厳が否定されつくした先に、"イケメン"が出現する、彼が今さらどう怒っても、すでに「マジギレ」「まじおこ」としか言われない。

現代語には憎しみがひそんでいる。

憎しみがなければそんな言い方するわけがないもの。
長い間、尊厳を与えてもらえずに来たのだから、憎しみがつのっているのは当然だ……どうすることもできないが、ただ憎むなら素直に憎んだらいいと思う、加工して工夫することはない。
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花には花のかんばせ
「顔」と書いて「かんばせ」とも読む。
「顔つき」のことだ。
「手つき」とか「目つき」とかいう。
それと同じ、人には顔つき体つきというのがある。

乳幼児をのぞいては、顔つきの「無い」人はしない。
人それぞれ、必ず何かしらの顔つきを持っている。
その顔つきが、冴えて見事か、鈍くて哀しいかどちらかだ。
一流ピアニストの実演を見たことのある人は、その見事な手つきに思わず見入ったはずだ。

かおはお化粧、かんばせは実演。

花が美しいのは色形ではなく、花が花を実演しているから。
かおは半ば生まれつきだが、かんばせは後から生まれてくる、何かに真剣に向き合い取り組んだことの――取り組まなかったことの――痕跡として。
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ぴったり!
人はぴったり、という言い方をするじゃないか。
あれ、本当に「ぴったり」なんだな。
相性とか性格とか身分とか"お似合い"とかじゃないよ。
人間の心身は、誰かに「ぴったり」いけるんだ、本当はそういう機能を持っている。

あなたは誰かに「ぴったり」ついていかなくちゃだめだ。
一度はそれを経験しないと――はっきり言うしかないんだが――一生まるでつまらない。
「ぴったり」の何がいいかというと、考えなくていいということだ。
僕の爪先と、あなたの爪先を、ぴったりくっつけたとして、僕が足を引いたら、あなたは同時に踏み出しているしかないだろ、考える余地なんかない。

「ぴったり」ついていけ。

間をおいてついていくことには何の意味もない、それはもう「ぴったり」からズレているだけだ。
「ぴったり」だ、「ぴったり」。これは悪い言葉じゃない。
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あばずれ
「あばずれ」は、いわゆるヤリマンのことではない。
いわゆる「スレた」、その悪く世間擦れした様相を言う。
つまり、「まじウザいよねー」という疲れたダミ声、あれだ。
恋あいって言っても、あなたはもう阿婆擦れているからなあ、と不意に言うと、女性は多くショックを受けるみたいだ。

18歳でもあばずれにはなるし、あばずれじゃないおばあちゃんもいる。
あばずれは、何も珍しくない、ありふれたものだし、厳密には女性のことだけを指さない。
人が多く、自分が大人になり、シニカルな思考と、キツい言い方と、強さとを手に入れたと、言いふらすあの口調があばずれだ。
あばずれの良し悪しはともかく、あばずれと言われてショックを受けるのなら、色々おかしい。

「それってあばずれじゃない」と、あなたが言え。

あなたが言ってこそ、あなたも引き下がれなくなる。
あばずれは、強さではなく、弱さの結果だと僕は思う。
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言葉を正しく使うこと
しい言葉というのは、国語の問題じゃない。
正しい言葉とは、自分の心から外れていない言葉のことだ。
若者言葉やネットスラングなど、言葉は意外に「侵略」をしてくる。
その侵略に、植民地化されて、自分の言葉を失うのは、実はけっこうな地獄だ。

いつもの「ノリ」のなかで、自分の言葉は「自然」に思える。
けれど、その言葉の中で、自分の大切な思い出を説明はできないはず。
それはつまり、自分の心の大切な部分とつながっていない言葉だということだ。
言葉が豊富なほど、自分を心から遠ざけるということがある、それは言葉が美醜のいずれであってもだ。

本当に「あなたの言葉」というのがある。

その言葉だけで話したとき、あなたのことが人に伝わる。
逆に、あなたの言葉でない言葉で、あなたを百日説明しても、あなたのことは伝わらない。
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falter
falter(フォルター、ファルター、どちらのカタカナを当てるべきか。)
1.よろめく、つまづく
2.口ごもってとぎれとぎれに話す、言いよどむ
3.ためらう、しりごみする

4.勇気・決心などが揺らぐ
5.勢いがなくなる
6.影響力がなくなる
7.(機械などが)不安定になる、調子が悪くなる

They'll falter while we are shining bright.

「我らが光り輝くあいだ奴らはくぐもるだろう」
"Between the Hammer and the Anvil"の歌詞。
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人格を作り上げるもの
「むかつく」「マジで」などの言葉は、綺麗な声では言えない。
発声してみればわかるが、身体が勝手にある音色を選択する。
「肌を重ねる」を汚くは言えないし「パコる」を綺麗には言えない。
言葉はそれだけで自体の音色をある程度決められてあるのだ。

言葉を使うとき、人はその言葉を演奏すると言える。
汚い言葉を使ううち、やがて汚い音色のプレイヤーとなる。
性格や嗜好など飛び越えて、音色がその人格を作り上げるのだ。
汚い音色のプレイヤーとなったとき、身体がその演奏姿勢になじんでいるから、綺麗な言葉を「不自然」と感じる、そしてそういう文化の人となってしまう。

「マジで」「むかつく」をこっそり抜け。

友達が使っているのを尻目に、内緒でこっそり悪どくだ。
この人は気取ってないのに清潔感がある、そういう人を見つけたら、その人の言葉を追跡しろ、汚い言葉を使っていないのがわかる、そんな女は実はたくさんいる。
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葉公龍を好む
中国に葉公という人がいた。
龍が好きでたまらないという人であった。
それで龍が「それならば」と、窓に首を突っ込んだ。
そしたら葉公は、肝を潰して気絶してしまった、彼は龍の作り物が好きなだけで、本物の龍が好きなのではなかった。

人は特別な愛と出会いに憧れる。
自分は偽りじゃなく本当に人と関わってゆきたいと。
でもそれは作り物の話をしてないか。
赤の他人を、目の前にデーンと置いてあげるが、本当にその実物と関わってゆきたいと思えるか、彼はクラスメートじゃないぞ。

楽しかったら本物じゃない。

本物というのは何かしら必ず怖いものだ。
本物の恋あいに向き合う怖さと面白さは、本物の龍に向き合う怖さと面白さと、似たようなものだ。
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No name
「恋愛」なんかしてはいけない。
「告白」なんかもしてはいけない。
実はこういった言葉は人をものすごく不自由にさせる。
言葉に縛られるから、人の眼が見られなくなる、本当にだ。

自分がこれからやることに名前がついていてはいけない。
名前をつけるのは他人のやることを外側から言うためだからだ。
「恋愛」目当てで男に近づくなんて気持ち悪いじゃないか。
言葉に縛られない、というのじゃなく、はっきり言ってしまえ、「恋愛なんて一生しない」。

燃える心で「恋愛なんかいらない」。

裸で抱き合って、好きな人と見つめあって、「恋愛なんかいらないよね」と、燃えるように共感できたらそっちが本物じゃないか。
思い出せ、あなたが心からやることに名前なんてついていない。
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恋あいは翹足に慣(なら)う

鳥が枝から枝へ飛ぶときに、すっと伸ばされ放たれる足。
この引き返せない足のことを翹足(ぎょうそく)といいます。
翹足より先に飛ぶことはできません。
飛んでからのことを前もって考えておくこともできません。

小鳥がそうであるように、枝と空中とではあなたは別の人間です。
飛ぶことを枝の上で前もって練習はできません。
練習というなら翹足からまず飛べずに落ちることが練習です。
翹足の後あなたがどう羽ばたくのかは、枝の上のあなた自身も知りません。

心臓に悪いことをしなさい。

むこうの枝の果実をにらんでどれだけ議論をしても無駄です。
羽はあなたを飛ばせてくれるかもしれないし、飛ばせてくれないかもしれません。

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リップグロス下地に雅語
「チャラい」という言葉自体がチャラい。
「チャラい」、これは正しくは「にやけている」という。
「若気る」と字を当てて、そのままほとんど「チャラい」の意味。
にやけているを「ニヤニヤしている」とするのは本当は誤用だ。

イケメン気取りがカッコつけてニヤニヤしている。
これを「やにさがっている」という。
「脂下がる」と字を当てて、「気取ってニヤニヤしているさま」。
ちなみにそれを受けているあなたは辟易して憮然としているところだ。

優男贔屓と嘯けば典雅。

優男(やさおとこ)とはすらりと綺麗でおだやかで、粋と風流と芸術がわかる男のこと。
イケメン好きというのはかっこ悪いのでヤサオトコビイキということにしよう。
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Groovy
は魅力の演算から始まるわけではなかった。
恋はムードあるシーンから始まる。
だれでも一度ぐらいはそういうシーンを体験しているだろう。
そのシーンは何だったのかというと、それはグルービィなものだったとだけ説明できる。

グルービィ、これはこれ以上説明できない現象だ。
この言葉は、説明できないぶん、変化することもないから、自分が迷いそうなときの灯台にもなる。
グルービィでないものの全ては、実はどうでもいい、と知っておける。
そうやって使うための語で、口に出して使う語じゃないよ、口に出したら、そのこと自体グルービィじゃない。

だからおばさんのアドバイスは全部はずれ。

周りのおばさんの声じゃないよ、自分の内側にいるおばさんの声。
高級フレンチと学校の駐輪場、どちらで飲むワインがグルービィか、それはわからないから突き進むのが面白いわけだ。
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阿古屋娘
月老婆は盆の段取り正午油蝉は黒コナラ打ち水に蒸れ押し黙る
登り坂上雛鳥医院は陽炎に濡れ子連れ日傘たち腰低く逃げ帰る
炎天の楠公民館に母亡くした少女が気丈に葬式の喪主を務めていた
うつむき手を組み青紫のきれいな二連数珠を白魚指に下げていた

日射に黒髪灼かれ少女はじっと足元の影さえ小さく立ち時折低頭する
黒ぶちの綿ハンカチで時々さっと額の汗をぬぐいそれを隠す
ダンプカー右折する工夫ら缶ビール握りつぶし飲みカッと喉鳴らす
四辻に高気圧の風が巻き鯨幕はためく砂塵舞う帳面音立ててめくれる

襟刳の肌に色とりどりの砂金つき真珠艶の阿古屋貝だ

それ油蝉にいにい蝉鳴きだした七条袈裟のしかめっ面の坊主も来た
彼岸此岸を司る阿古屋色した一人娘のうつくしい晴れ舞台だ
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トロフィー
メリカの大学を出ているセリカは難しい問答を男にぶつける。
「すると色んなことがわかるのよ」とセリカは言った。
賢いフリをする男、話についていけなくて機嫌の悪くなる男、マイッタして媚を売る男……
もちろん惚れ惚れするぐらい賢い人もいるし、素直に話を聞いて吸収する人もいるわ、そういう人は時間が経ってもずっと素敵ね。

セリカは向上心の高い女だ。
だから向上心の無い男とお付き合いする気にはなれないという。
「みんな結局、望んだ男性と付き合っていると思うわ」
「だから、迫力のない女性が、迫力のない男性と付き合って、文句を言うのを聞くのだけは悲しくてイヤだわ」

「わたしはトロフィーを諦める気はまだないの」

トロフィーか、いい言葉だな、と僕はそのことに反応した。
冷血の虚栄かしら? と訊くので、わからない、けどいい言葉だな、と僕は答えた。
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